JO 5
ボクは・・昔、彼女を失った頃、確かに悪魔だった。
もう「えーいままよ」とばかりに喧嘩を売り、買った。
死ねば「彼女のとこに行ける」と思っていたからたちが悪かった。
(どっちみち、どうにでもなれだったし、死にたかった・・)
(どっちみち、どうにでもなれだったし、死にたかった・・)
が、一般人(ヤ○ザ含)てのは「最後まで殺して」くれなかった。
『けっ、ガキが!』とか
『やベーベ?逃げんべ?』とか言って行ってしまうんだ。
『やベーベ?逃げんべ?』とか言って行ってしまうんだ。
ボクはある日、一生の決意(何生ある!?)「自殺」を選んだ。
河原でナイフを取り出し、一気に「カタ」をつけるつもりだった。
自分でとめたのか、誰かが止めたのか、手が止まった!
どこで、どう知ったのか?すぐ親友が駆け寄って抱きしめてくれた。
親友は言った。
「仕方ない・・仕方ない・・が、死ぬな!死ぬな!」
気が付くとJOもいた。
いつもの半笑いだ・・。
や、明らかに笑っていた。
いつもの半笑いだ・・。
や、明らかに笑っていた。
が、言った。
(・・JOらしくないな・・?)
JOは無視したようだった・・。
(なるほど・・死体も凶器も残るし、最悪な死に方だ・・)
この最後のJOのセリフを・・ウツのみんなへのクリスマスプレゼントとしたい・・。