MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

JO 5

ボクは・・昔、彼女を失った頃、確かに悪魔だった。

もう「えーいままよ」とばかりに喧嘩を売り、買った。

死ねば「彼女のとこに行ける」と思っていたからたちが悪かった。
(どっちみち、どうにでもなれだったし、死にたかった・・)

が、一般人(ヤ○ザ含)てのは「最後まで殺して」くれなかった。

『けっ、ガキが!』とか
『やベーベ?逃げんべ?』とか言って行ってしまうんだ。

ボクはある日、一生の決意(何生ある!?)「自殺」を選んだ。

河原でナイフを取り出し、一気に「カタ」をつけるつもりだった。


「hu・nn!!??」



自分でとめたのか、誰かが止めたのか、手が止まった!

どこで、どう知ったのか?すぐ親友が駆け寄って抱きしめてくれた。

(「2メートル以上の美青年」に抱きしめられるのも悪くない・・?)
ヤオイなくだらないことを思った。
(この人物は、いつか登場する・・)

親友は言った。

「仕方ない・・仕方ない・・が、死ぬな!死ぬな!」


気が付くとJOもいた。
いつもの半笑いだ・・。
や、明らかに笑っていた。

が、言った。

『死ねなくて・・よかったな!』



(・・JOらしくないな・・?)


『お前と違い、俺らは命令があれば死なねばならない!』

「命令に背いても殺されるんだろ?どっちみち同じじゃないか!?」




JOは無視したようだった・・。


『お前には死ねと命令する上司もいない!生きていても何も言われない!』


『俺らに関わったヤツが、そんなヘマな死に方、迷惑だ!』


(なるほど・・死体も凶器も残るし、最悪な死に方だ・・)





『「死ね」という命令が来ない以上、死ぬこたぁねぇ!』




この最後のJOのセリフを・・ウツのみんなへのクリスマスプレゼントとしたい・・。