ガンダム ゾック

今日も一日・・瞑想をしていた。

自分で作ったガンダムのプラモデルがふと、目に入った。

「ゾック」という前後同形のガンダムのなかでも異形の存在だ。

（・・異形って何！！？？）

ボクはコレを「河童」と名づけたのだが笑いを取るつもりで某所に出品した。
が、何度も言うが「笑いは究極の感情」からしか生まれない！

ゾックが持っているのは魚雷（ただの醤油さしの改造）だが、きちんと信管も作ってある。

（その河童は何！！？？）

そうこれぞボクのゾック解釈である。
ゾック＝河童の乗り物である！

異形の歴史を調べると「河童」は結局、先天・後天の「奇形」でしかないのだ！
妖怪でも、神様でもなんでもない・・。

ガンダムの話でもこいつは汚染されまくった地球で登場する。
戦績はひどく脇役扱いである。
（当然だ・・その形は・・うけない・・）

実際の戦史をしらべても戦争が残すのは大地と生態系の破壊でしかない。

ボクはゾックより河童に重きをおいて作った。

（戦争の巻き添えを食った人間だよ？ソレ？）

おそらく肌も変色し、両足は吹き飛ばされながらも「捨てる」こともできず・・
そしてひそかに生活しながら、人間に会ったら上から出てくる！

『私は人間だぁ！』

そう言ったかもしれない。
が、いつの時代もヒトは「奇形＝異形＝別物」という偏見を隠して生きるしかない。
いつの時代も障害者＝個性的なヒト（失礼）はそういう偏見を畏れて生きるしかない。
強いヒトもいる。知っているヒトも多い。

が、本当は弱者だと思っていないか！？

ボクは自問する。

「そういう視点のお前が弱者なんて考えるなよ・・」

戦争は嫌だ。
何も変わらない歴史、繰り返す歴史、進歩というカワカムリの退行・・。

ボクは自分の造るものに「何となく」とは言わせない。
何か・・重い十字架を背負って欲しい。

あ、河童も十字架を首からかけてる・・頭は真っ赤だ。

（ちなみに河童の頭は、拷問でノコで挽かれた受刑者という説もある）
（そんな「ヒト」を剥製にして、いじって、寺なんかが「河童のミイラ」とか言う！）

ゾクッ・・！