ＪＯ・・金とは・・？

金さえあれば・・という風潮がまた最近一段と強い。
されの在宅とか投資で「汗しないで」という。
ボクは興味がない。

一方で「格差」なるものを「創り出し」上下に分け、
中級意識の強いこのクニの人を煽るマスコミ・・。

（要は金を取れるトコからとる・・伏線だな・・）

格差なんか人類の歴史と同時に始まってんだ。
動物としてなら地球発祥と同時に・・。

（みんな！おどらされんなよ・・？）

さて・・。
ＪＯは金持ちだったが、いつも手持ちの金はなかった。

愚かにも聞いたことがあった。

「ＪＯ・・その仕事でいくら・・儲かったんだ？」

『・・5,000億・・くらいか』

ボクは息を呑んだ！
ケタが・・どっかの国家予算を超えてんじゃねーか・・！？

「で、そ・・んな・・に使い切れない・・だろ？」

ＪＯはこともなげに言った。

『もうねーよ。金は使うもんだ。きちんとな』

5,000億をどうやって使う？

ＪＯは珍しく長く話し始めた。

『オレはクニを買ったんだ。国連が把握してるクニなんてたかが知れてる』

『Ａ国をＢ国が間接支配。そんなこた当たり前だ。ひとつめくってもわかりゃしねぇ！』

『島ひとつ、クニひとつもってたって合法さ。国際的にはな』

ボクはひとつ疑問に思った。
（クニってＪＯの？どんな価値があるんだ？）

「ＪＯ・・無人島なのか？」

『近代国家で原始国家だ！』

『オレがキッチリ殺してもバグ（隠し子とか育てていた子供）がでる』
『そういう奴らとオレの子供をいっしょに住まわせてる』
『オレのガキにはきちんと「父があなた達の・・を殺しました」って彫ってある』

「お前の子供がいじめられるだろうがぁ！！？？」

『それが！平等だろうがぁ！！』

『物資は定期的に運んでる。原料だけだ。だからあとは自分らで社会とやらを創ってる』

『いまじゃ、君主制までいってんだぜ！』

「おまえの子供が国王か？」

『ほとんどが奴隷か殺されたか』

『が、それも平等だ。奴隷から研究者にのし上がったのもいる』

『ＤＮＡの研究も終わって、クローンは当たり前。新しい生物もできた』

ボクは着いていけなくなったが・・。
金ってやっぱり・・使い方だなとしか思わなかった。

5,000億で、アナタは何をしますか？