MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

エレベータージャングル~受験生へ~

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色んな年齢層の若者が受験期である。

(早く終れば良いな・・終ったら・・)
などと考え出すとキリが無いので勉強して下さい。

ボクは今になって勉強する時間がとてもうらやましい。
オッサンになってしまうと、専門書なんか「覚える」以前で「何語かわかんない」のだ。

もっと勉強しておけばよかった・・

とは感じるが、今は全然、思っていないのだ。
受験生の皆、ゴメン。

ボクは大ウツのとき「生活史健忘」をくらって、
名前も字も言葉も忘れたからそう思うのかもしれない。

ボクは頭はすこぶる悪いが、勉強というか成績はまぁまぁだったので、健忘のときは辛かった。
黙々と漢字を覚えて数式を覚えて、ある日「新聞の公立高校入試」でほぼ満点だったときは


やったぁー!!


と喜ぶ反面

もっと役に立つことすりゃ良かった


とも思った。


勉強は「残るもの」でないと意味が無い。
そういう意味では「普通科」なんて要らないのかもしれない。
が、人生で「一番、将来が不安なとき」普通科はとっつきやすい。
不安なうちに「○○科」まで、早くにしぼってしまうと、あとで転換が利かない・・。

受験生の皆さん、やった分だけ「人生の糧」にはなりません!

将来の口説き文句として覚えてください


将来のウンチクとして覚えてください



ボクは予備校でチューター?っていうのか、相談係のバイトをやっていた。

「受験や勉強、将来の悩み」は殆ど来なかった。


『勉強して、何の役に立つの!?』



恋愛相談以外は、そんなのばっかだった。
格好ばかりに気をとられた(仕方が無いが)のが集団で来ると、他のチューターは逃げちゃう。
ボクはすごまれても笑うクセがあるので・・。でも笑わないで答える。

「きれいな金も稼げない、まして女の子供も育てられない・・」


「勉強ぐらいせんで、何するか・・・?」



いつの間にか、勉強したくてもできない悪友達が、まぶたに現れては消え・・
そうやって予備校をクビになったりもした。

受験生へ。
今はとても辛い。
そう、自分だけが辛い。
周りは「もっとうまくやってる」と思うと、どうにもならなくなる。
そう、周りも同じように辛い。
今は誰もが辛い。
受験生へ。

今、世の中は何が起こってもおかしくないジャングルだ。
深いジャングルを最短で抜けるには「エレベーター」が一番安価で危険が無い。
ソレが「受験であり学校」だ。

エレベーターに乗るも乗らないも、もう自分で決められる。
ただ、親というものは、どうしても「危険が無い」方にわが子を歩ませたい。

『勉強しなさい!塾に行きなさい!』

少し耳を傾けても良いかもしれない。
ジャングルに親は付いていけない。