MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

黒猫は嫌われる

さっき一服しに外に出た。

猫がキッチリと歩いて横切って行った。
あまりにも当たり前にヒトの前を横切るので呼び止めた。
闇から抜けても猫は黒かった。


あ、やべぇ、黒猫じゃん・・


イメージ 1



(タイトルと画像は一切関係ございません:画像は馬場のカフェバー黒猫)

さて、黒猫は『オレは悪くない』という顔をして少し近づいてきた。
触ろうとすると『何だよ・・!』と後ろに跳ぶ。

しっかり逃げれば良いのに、ある程度の間合いがあると油断するのかまた止まる。
こっちはイタズラ大好きなので、素早い動きで黒猫の横をとる。
こんどこそ触ろうとすると『何だよ・・!』と後ろに跳ぶ。

あ、タバコが消えたじゃないか・・全く猫ってのは・・。


見られている?見ている・・すぐそこ・・



トマトの鉢植えの横に「水入りジョウロ」がある。

こういう悪意をすぐ読み取るのも猫の特性であり、犬派が嫌う論拠でもある。

スタスタと通学路のように規則正しく、すっかり闇色になって消えた。

黒猫からすれば、日課の散歩か、行きつけに向かう途中であったと思う。
猫の特性として、一匹のクセに同じ道を通る、というのがある。
猫は冒険好き、というのはウソであれほど保守的な臆病者もいない。
つまらないトコでこけたり事故るのは猫であり、犬ではない。
北海道でもこの時期はシカより猫の交通事故が多い。

とは言ってもボクは猫が好きである。
猫にはかなわないので、従順なフリの上手い犬にだまされている。

猫は古代、神であった。
バステトを挙げるまでもなく、猫を大事にするか否かで死後の扱いが決まったらしい。
ローマやペルシアの精強な軍隊が「人質ネコ」の前に無条件降伏した例は多い。

黒猫は中世で一転「悪魔の使い」となる。
何のことはない。
布教拡大に行き詰まった宗教団体が、異教徒探しとして魔女狩りをした。

魔女=女=黒=黒猫

黒猫受難の時代の幕開けである。

群れたがる男が犬を飼うのは今に始まったコトではなく、
一人を愉しむ女が猫を飼うのも今に始まったことではない。

パートナーアニマル活況の現在でも黒猫はあまり好かれない。
根拠はないが、一年中喪服を着て歩いている・・そんな乱暴な理由であろう。

ボクは三毛猫のオスが欲しいのであるが、あまりいない。
小学校の頃、散々調べたが、判らなかった。
生物学上は、存在自体がおかしい「全くのエラー」であるらしい。

染色体はXXがオスで、XYがメスである。
「三毛」はY染色体にしか発現しないのが鉄則であるらしい。


オスに発現すればオカマである



↑コレは私見だが、裏付ける有力な学説もあった。
ヒトにも病気として認知されているが、三毛オスのサンプルが少ないため立証されていない。
結論が同じところは「生殖能力が著しく低い」ということである。

少数でイケメンでも、猫の世界では三毛オスは「もてそう」にもない。

少し小難しくなったので、今日の駄文を終る。