MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

覚せい剤はどうしていけないのか?

ボク流に書けば

違法な国でやればダメ

未だに「ヤク」を使って、わぁ神が降りてきた!なんて儀式の国もある

しかし、ボクには「やっていいよ?」とは言えない。

かつて最高の親友がいた。
暴走族のヘッドでかっこいいルックス!
成績優秀でPTAにも意見できるヒト。
弱者はかばう!とにかく正義と慈愛に満ちたヒトであった。

『オレの仲間をウリには出さねぇ』

覚せい剤(粗悪なドラッグも含む)が当時、まだ暴力団の資金源であった。
彼は「ヤクのウリをしないなら、女を出せ」と言われ、何度も断り死に掛けた。

日に日にやつれて、別人になっていく彼を見てボクは思いきって聞いた。

「ヤクをやったんすか!?」


ボクは彼を崇拝していただけに怒りに任せて、ぶちまけた。
彼は黙っていた。

後で知ったが、彼は「自分の仲間を守るため、自らヤクの実験台になった・・」らしかった。

ボクは自分を恥じた。

慌てて行った彼のアパートに彼の姿はなく、
彼の笑顔の写真がタンスみたいな上に飾ってあった。

家族か、奥さんか・・ボクを見て言った。

『お線香上げてもらえますか?』


ボクは泣いた。
「救えたかも知れないのに・・」ボクの言葉に女のヒトが鋭く言った。

『うぬぼれないで!覚せい剤は・・止まらないの!』


『どんなに良いヒトだって、変人になって、壊れて、死ぬしかないの!』

『・・ごめんなさい・・まだ生きて帰ってくるんじゃないかって・・』

ボクは夜の繁華街をうろついて、ヤク売人らしきヒトに声をかけて回った。
出所を止めようと思った。
警察なんかに任せていたら、その一秒にヒトがまた死ぬんだ・・。

結局チンピラに目をつけられ、情けないボクは手を引いた。

それでも繁華街では「売人」に目が行く。夜周り先生にも会った。


なぜ覚せい剤がいけないのか!?

寝ずに動き続けられるからです!


生まれ変わったような快感があるからです!


コレは多忙なヒト、
痩せたいヒト(これはデマ)、
自分を変えたいヒトには「朗報」でしかないのです。

ばれなきゃいいじゃん!?


そういう若者(自分も若者でしたが)のセリフ、沢山聞いた。

社会でも人間でも、壊れてから治すのは、難しい・・。