MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

野次の内容で騒ぐな

議員の野次で喧しい。
やれ議会の品位とか、議員の資質だとか言っている。
品位なんか、拾って付けたようなもんである。
品位がないから議員にでもなるか、というのが本音だろう。
個人の資質なんか、それこそ誰にも判断できないのだ。
何かやらかして、初めて資質がどうのこうのと言われることになる。
良いことを言えば、資質があるとなる。
失言を吐けば、資質がないとなる。
勝手な気がするのである。
有権者の同意、あるいは無投票という追認によって、議員は選ばれている。
「あんなこと言うなんて許せない!」と言うなら、最初から選ばなければ良いのである。
そういう結果論も不条理だ。
ボクもよく言われるからだ。
「こんな変態なら、初めから近づかなかったのに!」
・・・
初めから「変態ですがどうぞよろしく」と言っていては友人ができにくい。
近づく者も近づかない。開く門も開かない。
そこへきて、ボクがなんかやらかすと、かならず出でくるのが、
『私には最初から判っていた!』
という輩である。
卑怯なことこの上ない。
雨が降ってから、降ると思っていたという奴。
争いが収まってから、初めからきな臭いと思っていたという奴。
何か言うなら事の初めから言え。
後になって、正邪のベクトルが明白になってから「私も!」と手を挙げて何か言う奴だ。
そういうお調子者がボクは嫌いなのだ。
自分でどうにも気に食わないやつがいるとする。
自分からは切り出さず、
あいつ・・実は苦手なんだ、というのを耳にしても暫くは待つ。
一定の得票を見たところで、実は私もそう思っていた、と言う。
駆け引きとか、関係の力学とか、言い逃れ方はあるだろうが、ボクには合わないのだ。
 
そもそも野次に責任があるんだろうか。
ぽつりと呟いたり、溜息交じりに言ったことと同じだと思うのだ。
公式ツイートなんかの公式SNSなんてあるから、ややこしいのだ。
公式にツイートなんかしないでもらいたい。
幹事長のツイートあたりが一時期問題視されて、後に撤回とか変更とかになった。
呟きになんで責任があるのだ。
オスプレイがダメなら、見学に来て写真撮ってんじゃねーよ・・」
笑って終わりでいいじゃないか。
その通りじゃないか。
防衛大臣たるものが、そんなことを呟くなんて、与党の閣僚として資質がどうのこうの。
喧しい。
 
「お前も早く結婚しろ!」
「お前がまず産んでみろ!」
問題視するところではないのだ。
 
『あんまりうるさいと今度こそ産むぞ!?』
と誰かをヒト睨みすれば良かったのだ。
「あいつら、できてんじゃねーの・・?」と議会はざわついて、野次った方が恥ずかしくなる。
そもそも、こんなやり取りをいちいち憶えていては、議会なんか開けないのだ。
野次とは、でかい独り言。
無視。
それが野次への処し方だ。
消費税が高いというのも野次。
日本人の力士が弱いというのも野次。
AKBの誰それがブサイクというのも野次。
お前のブログはつまらないというのも野次。
元々、野次とは便所のラクガキなのだ。
「1組の●○キモイ!」
「2年の○◎ヤリマン!いつでもOK 090-◎◎・・・」
それに対して「返事」が来ると思っている人種がいて面白い。
「2年の○◎ヤリマン!いつでもOK 090-◎◎・・・」
 ↓
「つながったけどやらせてくれなかったぞ」
 ↓
「本当にかけてんじゃねーよアホ!」
以下エンドレス
 
野次りにわざわざトイレに行き、特定の個室でマジックやカッターを片手に悩む。
何を毒づこうか、いかしたウソを書こうか。
トイレでは用だけ足して黙って帰りましょう。