MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

スチームパンク

特定の書庫がないのでここに書く。
人形は、創っているが、更新していない。
写真を撮っていない。

ギーガーの死んだ今となっては、ベクトルがふさぎ込み気味である。
有機系の生命体っぽいもの」
「電気で動かなそうなもの」
いかにも、無学で妄想だけのボクらしい表現だ。

スチームパンクというジャンルがある。
元はSFであり、存在自体がSFだった。
簡単に言うと、科学者の夢想、というジャンルである。
モノを回転させるエネルギーにはまさに蒸気で十分!
蒸気でなんでも動かせば良いじゃないか?
動かせないものはないんじゃないか?
生命が蒸気を噴出するのではなく・・
蒸気こそが生命の真髄ではないか?
そういう夢想が暴走して、
暴走が常識になったのが、スチームパンクである。
と勝手に帰結している。

MS-06のザクなんかは、素晴らしいスチームパンクの発想である。
動力パイプを鋼鉄製にして、色味を金黒茶にすれば、格好良いことこの上ない。
モノアイに十字を入れて、それらしく作れば、誰でも賞がもらえると思う。
松本零○さんに、お酒と地元の逸品を送っておけば、機械伯爵と云う名が良かろう。

ボク?
実は10代の時に創った。
グフとギャンのスチームパンク
誰かにあげた。
だから写真がない。

別段、パイプと時計とネジ、と云うのは記号として要らない。
が、記号はあると妄想は高まる。
火を連想させるモノには、何よりしっくりくる。
工場なんか、存在自体がスチームでありパンクだ。
だから、工場写真家とか廃墟写真家が増えるのだ。
なぜって・・・・冷めた・・火のイメージが・・・萌えるから・・。

イメージ 1

ここ3年くらいで、海外でも急激に認知された。
スチームパンクと言うと、スチームボーイくらいしか浮かばないが、アレは良い。
何より、大友氏が「格好良いだろ」と言いたかっただけ、痛かっただけ、と云うのが良い。

蛇足だが、ここのお客のlegoさんの創作は好きである。
あれは、たまに凄くスチームパンクだ。
機体に、いちいち、泥臭く動きそうな体温がある。
格闘以外は、重機としての使用だろうと感じる。
ザブングルの、○◎タイプの格好良い感じ、と言えば褒め言葉になるだろうか。
レゴだから、可動部分が判りやすいのも奏功している。
こうにも動く、とか、余計なギミックがまた、パンクである。

パンクファッションの延長にも、亜流として認知される。
愛好家は時々、酔っては、コスプレジャンルの壁をぶち抜き、ファッション誌よりアニメ誌に載る。
レザーのカマーベルトを巻き、眼鏡はゴテゴテにデコる。
ドラクエ2のような、ブーツとゴーグルを着けたら出来上がり。
空挺部隊の装備と、貴族の正装を混ぜて、レンジでチンしたような感じになる。
なぜか武器を携帯し、それはライフルとかサーベルとか云う古風なもの。
なるほど、ハ―ロックは、ファッションでも一流だ。
あの出で立ちで、ドクロを掲げられたら・・殺されるか、抱かれないわけにはいくまい。
エメラルダスの旗艦は、アレはパンクアートである。
気球があって、汽船と機船の渾然一体がぶら下がっているのだ。

ファッションは、やはり北欧に一日の長がある。
彼の地は、湯気からはサウナとか工場とかの印象が強い。
寒いところほど、ああいう冷めた火が似合うのだろう。

蒸気を見ると・・湯気!と、すぐに風呂や食事が連想されるアジアにはなじまないかも知れない。
日本人がスチームを着ると、どうにも温泉宿のイメージだ。
お茶漬け臭いのだ。
鍋もの臭いのだ。
アジア大陸だと、露天の湯(タン)のイメージ。
寒空でマラソンしている、デブのオッサンのイメージである。