いつも妻子に謝ってばかりいた・・。
「ごめん、何もできなくて・・」
「ごめんね、遊びたいんだけどね・・」
ごめん、ごめん、すまない・・・。
休職して、お金も稼げなくて、亭主として父として人として・・最低だ、ごめん・・
が、ずっと妻が言ってくれていることが、今日、ふと、わかった気がした。
『私、ウツに感謝してる!こんなに長くアンタと居た事ないもん!』
どこまでもプラス志向の妻だが、これは、しみた・・・。
久しぶりに娘と風呂に入ってみた。
抱きついて離さない娘・・。
抱きしめながら、何か、一つだけ、鎖が外れた気がした・・。