神女~その後
「神はいない。 彼女は死んだ。 愛はいる」
もうすぐ彼女=神女の誕生日がやってくる。
彼女に贈る。
ボクはすっかりバカになり、このクニを変えようなんて忘れてます。
ボクは父となり、良き家族に囲まれ、貧しいながらも楽しく暮らしています。
ボクは父となり、良き家族に囲まれ、貧しいながらも楽しく暮らしています。
そちらはどうですか?
あんなキレイな死に顔だったから・・
まだ、どこかで生きているんじゃないかって、思うことがあります。
あんなキレイな死に顔だったから・・
まだ、どこかで生きているんじゃないかって、思うことがあります。
いやボクの中でしっかり生きているから、そう感じるから・・
きっと、やっぱり、いないんだよね?
きっと、やっぱり、いないんだよね?
ボクは君に会ってた頃よりこんなにオッサンになりました。
君は歳をとりそうに無いから、きっとあのままなんでしょうね?
君は歳をとりそうに無いから、きっとあのままなんでしょうね?
毎年、君の誕生日は、辛くて外出もできず、食事もあまりできませんでした。
でも今年は、少し笑って、君の思い出を語れそうな気もします。
でも・・忘れませんよ・・?
忘れるなんて、できないし、きっとボケても忘れないよ。
でも・・忘れませんよ・・?
忘れるなんて、できないし、きっとボケても忘れないよ。
君が死んだくらいで「君への想い」が変わるわけじゃないから!
死んで君のトコに行けたら・・って何度も考えたよ。
死んで君のトコに行けたら・・って何度も考えたよ。
でも死んでも会えないってことが判ったから・・
君の分まで生きることが、とりあえずの「できること」だって
やっとわかったから・・もう少し、たかだか何十年ですが生きてみます。
君の分まで生きることが、とりあえずの「できること」だって
やっとわかったから・・もう少し、たかだか何十年ですが生きてみます。
笑っていいよ?
あんなに神を信じなかったボクがだよ?
あんなに神を信じなかったボクがだよ?
もちろん今も神なんて信じてないさ。
ごめんね?
ごめんね?
でもそういうわけじゃなくて・・
笑っていいよ?
君はボクの神なんだ。
そういうことにしておいてくれないかな。
君はボクの神なんだ。
そういうことにしておいてくれないかな。
君の誕生日がくるね?
何も欲しがらない君だから、何も贈らないよ。
何も欲しがらない君だから、何も贈らないよ。
ボクには今、自分より大切な「家族」がいるんだ。
ごめんね、あの時何もできなくて・・
与えっぱなしで何も与えられなかった君なのに・・
ボクばかり幸せになって・・
ごめんね、あの時何もできなくて・・
与えっぱなしで何も与えられなかった君なのに・・
ボクばかり幸せになって・・
許してくれることは知ってるよ。
ボクの幸せは君を想うことでもあるんだ・・。
ボクの幸せは君を想うことでもあるんだ・・。
ただ君の事は死んでも忘れないから。
ボクはバカだけど、本当に大事なことは結構忘れないんだ。
ボクはバカだけど、本当に大事なことは結構忘れないんだ。
あぁ、また・・一度も言ってなかったね?
届くかな?