MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

ガンダムのビームサーベル

ガンダムビームサーベルが発売される?らしい。

雑誌を立ち読みしていて気付いたのだが、結構面白そうだ。
きちんと効果音や「あのセリフも聞ける!」などと、なかなかに商売上手である。

にくいのが「使用例の写真」である。
購買層が「子供ではないのだよ!?」ということをきちんと知っていて「いい大人がスーツ」で斬りあっている。

さて、ボクは三兄弟で育ったので、買ってもらえるものの金額上限は何となく知っていた。
それに当時は『人間がつきに行く時代だぞ!?』
なんてのが流行り言葉だったくらいだから、おもちゃもガサイ!のが多かった。


欲しかったら自分で創れ!!



今でも染み付いている創造性・・というか貧乏性である。

ボクはビデオデッキ(古いか?)もなく、CD(最新の言葉だな!)もない時代だったから創りに創った。

スターウォーズにはまっていた頃にガンダムにも「燃えて」しまっていたからタチが悪かった。
すでに「ジェダイライトセイバー=光る剣」の完成品が出来てしまっていた。
バカ友たちも持っていた。

イメージ 1






そこに「ブーン」というスターウォーズ以外の音を録音すればいいじゃないか!?
という安易な発想で試作品をつくり、試作品はすぐ量産化された。

なぜなら皆早く遊びたかったからだ・・。

そして、どでかいカセットレコーダーにシャアやらアムロやらの声を録音したかった!
が、致命的だったのは


あのセリフってもう放送されないよな・・?


ということだ。
毎回ガンダムを観ても話が進むだけでなかなか「いい台詞」が出ない。
ある日やっと友人が『とったぞ!!』というので聞いたら、


『させるかぁ!!』と叫ぶドズルであった



ドズルは判らなくてOK!ま、とにかくシャアやらアムロやらの声ではないことは確かだ。

そこでいろんな奴に「声まね」を強制して、マイクを向けてとりにとった。

ドサクサにまぎれて、好きな女の子に
『好きよ?そういうところ・・』
と言わせて、録音して喜ぶ猛者(もさ)もいた。


「お前!いつ使うんだよ!?斬りあうんだぞ!」



所詮みな、大したオツムではなかったのである。

数日後、カセットレコーダーは解体され「もとあるべき家」にそれぞれ帰っていった。
理由は簡単である。

1 重い
2 コンセントまでが遠くて盛り上がらない
3 間違って「録音」を押して「ただのバカな子供たちの実況」が重ね撮りされてしまうこと多し
4 『好きよ?そういうところ・・』を繰り返し聞いて、遊びに参加しないヤツがいた

あとはカラーが信号っぽくて、うそくさいとか、壊れたら怒られるとか、まぁそういう理由だ。

当時は、親や先生がしゃれにならないくらい怖かった。

今の子供も圧力は多いだろうが、
もっと「バカに気付かずに突き進む」とか「完成品じゃないもの」とかを知って欲しいなぁ。

あ・・・結構マジメじゃない?今日のボクは。