新宿とホストと今
新宿でホストをしていました。
と書くと「新宿ホスト」のイメージが先行するので
バイトとして「良い経験」をしたにとどめる。
と書くと「新宿ホスト」のイメージが先行するので
バイトとして「良い経験」をしたにとどめる。
その方が事実だからである。
ホストは「女(などの客)=金」としてしか捉えない。
マンガのような「実はこんな人情話が・・」
どんなに美化しようとも、ヒトをカネに換算する職業である。
どこまで人情ぶっても、卑しいといわれればそれまでである。
それまででなければならない。
どこまで人情ぶっても、卑しいといわれればそれまでである。
それまででなければならない。
ホストは「夢を見させる」報酬として、金銭を要求する。
自分のスキル全てを使って「夢を見させる」以上、安くはしない。
指名をすれば拘束される。
拘束料は、自由を失うわけだから、万単位が普通である。
プレゼントは喜ばれない。
高価なモノはモノである以上、一定の期間で換金される。
自分のスキル全てを使って「夢を見させる」以上、安くはしない。
指名をすれば拘束される。
拘束料は、自由を失うわけだから、万単位が普通である。
プレゼントは喜ばれない。
高価なモノはモノである以上、一定の期間で換金される。
というのは表向きのマニュアル
という警察のマニュアルと大差ない。
「ノルマ」達成のためである。
自身のカリスマで客を呼べるのは100人に1人。
ホストで店に入り「指名」を10人以上抱えるヒトは、毎月出る。
ホストで店に入り「指名」を10人以上抱えるヒトは、毎月出る。
年間で10人くらいは「カリスマ?ホスト」と言われるヒトが出る。
(生半可なカリスマではない)
だから「真のカリスマ」が出れば「10年に1人のホスト」と言う計算になる。
だから「真のカリスマ」が出れば「10年に1人のホスト」と言う計算になる。
ボクは自分という人間が、結構良い奴なんだ(苦笑)・・
と気付いたのもこのバイトのお陰である。
と気付いたのもこのバイトのお陰である。
女=カネと割り切って笑うことが続かなかったのである。
結果、フラリといった病院で「γ-GTP 3,500」という値を突きつけられ、
と言われて、呆気なく辞めるに至ったのである。
新宿で辞めれば、負け犬であり、もうドコでも雇われる気も失せる。
(だから仕方なくみんな、開業するのである)
新宿で辞めれば、負け犬であり、もうドコでも雇われる気も失せる。
(だから仕方なくみんな、開業するのである)
結局、ボクは命が惜しいだけであったし、
ホストで食うほどの肝も備わっていなかったのである。
ホストで食うほどの肝も備わっていなかったのである。
が、辞めた後も「こいつは何をもくろんで、何を要求してくるのか?」
とか、「このヒトの言うことは牽制か?ワナか?」とか・・
ヒトの言うことは全く信用しない人間が出来上がって行ったのである。
とか、「このヒトの言うことは牽制か?ワナか?」とか・・
ヒトの言うことは全く信用しない人間が出来上がって行ったのである。
そんなバイトは経験したくないものだが、今になってようやく判った。
さっきまで、3ヶ月になる息子が「ぐずって寝ない」ので抱いてあやしていた。
今日、職場に行ったのだが「ウツ=悪」という社風は変わらず、
偉いヒト(中途半端に)の顔には早く病院を変わって、病名を取り消せと書いてあった。
今日、職場に行ったのだが「ウツ=悪」という社風は変わらず、
偉いヒト(中途半端に)の顔には早く病院を変わって、病名を取り消せと書いてあった。
息子が激しく泣き出す。
漠然とした上司への不平不満など「伝染する」から持たない方がボクのためでもある。
何より、目の前の家族のことを考えよう。
息子は大イビキをかき出した。
途端に力が抜けたのか、ズッシと肩が重くなった。
忘れていた。
息子は3ヶ月で8キロある。
両手がしびれただけである。
ボクは今、幸せである。
ホストを辞めてよかった。
飾り立てた自分など吐き気がする。
飾り立てた自分など吐き気がする。
NAKED(ネイキッド)なボクをココで書いていて、いつも気持ちが晴れる。
NAKED(ネイキッド)という軽自動車に乗っているが、
そう、ただ名前と、同様のサービス精神のなさが気にいったのである。
NAKED(ネイキッド)という軽自動車に乗っているが、
そう、ただ名前と、同様のサービス精神のなさが気にいったのである。
あ、結論。
女は強い。
換金できるもんじゃない。
女は強い。
換金できるもんじゃない。