娘のひとこと プール前夜
娘は明日から「体操と水泳教室(短期)」に通う。
昨日あたりから鼻息が荒い。
毎日、ゴーグルを付けては浴槽にもぐり
あがっては一息して浴槽に消えてゆく。
あがっては一息して浴槽に消えてゆく。
何も採らないが、海女さんである。
明日を目前にして、娘が言った。
『水色のシナモロールの水着がワタシだからね?』
鼻息が荒い。
数日前に「浴槽の底」に辿り着いた女児のセリフとは思えない。
娘にとっては「目に水が入らない」と「どこまでも泳げる」は同じコトらしく、
「浴槽にもぐれる」と「どこまでも泳げる」も同じコトらしい。
「浴槽にもぐれる」と「どこまでも泳げる」も同じコトらしい。
娘は今、にやついて眠っている。
おそらく「ワタシハトビウオ」な夢でも見ているのであろう。
ボクは泳ぎは得意ではないが、あえて泳ぎたいとも思わない。
娘が同じ気持ちになるかどうかは、明日次第である
娘が同じ気持ちになるかどうかは、明日次第である