美瑛と修学旅行生

先日、美瑛に行ってきた。

美瑛と言うのは北海道の真ん中辺の丘の町。

カルビーの工場なんかがあって、じゃがいもが特産である。

地形に恵まれなくて丘を無理やりに畑にしていて、
それでもなかなか収穫がなくて無理やりに色んなモンを作って、
傍から見るとグチャグチャなんだが

ものは言いようで

パッチワークの丘

で観光の目玉にしたのである。

たまに「木が一本」とかあって、いちいち名前がついている。

いい景色なのであるが、高校生向きではない。

修学旅行生が言っていた。

『なんにもないなぁ・・』

先生方が言っていた。

『ソレが良いんじゃないか！？』

娘も「何でお兄ちゃん達が北海道のこんなとこに？」ときいてきたので
さすがに言ってしまった。

「ヘタに札幌に行って問題起こされても困るしね・・」

「かと言って、北海道らしいとこっていってもね・・」

「高いお金を積み立ててる親には見せられないね・・」

娘が楽しいのかなぁ・・って聞くので言った。

「楽しいわけないべさ！？」

まだまだ花より団子であろう。

景色より、気になってる男の子なんかと買物に行きたい、そんなとこだ。

先生たちが展望台でタパコを吸っていた。

『北海道はタバコが吸えて良いですね』

北海道は同じ日本だ。

景色も見ずに一服したのでは、ボクと一緒である。

ボク（一家）が美瑛に行ったのは大した理由ではない。

大型スーパーに行くより安上がりだからである。