北海道には憧れだけでは住めないのか？

先日、偉いヒトと面接？があった。

通常、生活面から交際に至るまで詳細に質問されるのであるが、
ボクは決まって「出身」と「なぜに北海道に来たのか」で終る。

出身は今「１５０年開港記念」をしているトコである。
知事から市長から「松下政経塾」のとこである。

『何で北海道なんだ？』

北海道人は結構、都会に劣等感を持っている。

札幌に行った方なら「北海道なのに何だかヘン」と感じるであろう。
そう。札幌は北海道らしくないのである。
が、北海道人は東京のようなゴミゴミ便利に憧れているのでああなるのである。

北海道人は都会にびびっている。
だから、札幌に行けば頂点なので、もうそれ以上は出て行かないのである。

それで、東京から来ました、大阪から来ました、というのを見つけると詰問する。

『何で北海道なんだ？』

あれだね？北海道だけで固めてるのに内地から荒らしに来るな！という感じ。

「水と空気がウマイからです」

もう１０年以上言い続けているが納得してもらえない。
『水の味がそんなに変わるものか』と言ってくるが、
「代々木公園の水を飲んで来い」とも言えないのである。

旭川に限らず、北海道はそこら辺に「ただで水が汲み放題」のとこがある。
空気に至っては、喫煙しても空気清浄機が判断しかねるのである。
こんなにタバコ吸っても鼻毛が伸びないので、それはすごいことである。

さて、
北海道に永住するのに、いつかは実家に帰るんだろう？っていうのは失礼である。
北海道最高だべ！？って言えば済むものを、雪が多いとか田舎だとか・・
文句言うなら、出て行けって言いたくなる。

「何で北海道なんですか？」

と聞き返すのであるが、大した答えが返ってこない。

『東京に出ても色々高いしね』

『身内が皆こっちだから』

『大学で東京にいたけど・・遠いし』

『東京って危険だし』

何だか言い訳を自分以外のせいにしているのが腑に落ちない。
都会が危ない、北海道は安全、という常識など抱腹絶倒である。

『弟が川崎に住んでてな』

弟のことなんか聞いてねぇ・・

北海道に移住したヒトは、結構「鎖国的なフトコロの狭さ」に戸惑う。

こんなもんがある限り、大きな発展はないと思う。

他人のせいにしている限り、自分って前には進まないものだ。