MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

ウツを考えているボクが考えていること

オープンにする記事ではない。
が、オープンに答えよう。
ソレがウツ人らしいと思うのである。

あなたはウツではない!ウツの人を励ます気がない!

そういうコメを繰り返し書いて来る数人に対しての回答である。
相当時間をかけてコレを書いている。

うーん・・

そうだ。ウツの人を励ます気などない!できない!

ウツで死にたいです。どう思いますか?

そう聞かれて「やってみろ」とか言えないし
「もう少し考えてみては?」などと、もっと無責任にも答えられないのである。

「ボクもウツだけどきっとそのうちラクに暮らせる日が」とも言わない。

苦しんだ分は他人には判らないし、
判ったからといって、自分が、次の瞬間からウツじゃなくなるなんて都合の良い世界には住んでいない。

ココを訪れる方々は、何となく来て読んで、何となく去っていく人である。
それ以上も以下も望んでいない。

うーん・・説明は難しい。

そうだな。
例えば、ウツで悩んでいる人がいて、
検索から何となく来て、コメをくれて(ボクは返さないが)
少しでもそのヒトが何某かの「何か」を残していく。

それでお互いを忘れた頃に、何かのきっかけでまた訪問して、

何とか生きてます、あの頃は・・何だか判らなくて


とか言ってくれれば嬉しい。

何になやんでいたかなんて忘れて、
それでも、お互いにはぼんやりだけど共通するものがあって、

よかったね。
よかったのかね?

なんてヘラヘラ笑えればそれで十分なのである。

ボクはウツという「病」を勉強してはいるが、ソレは自分のためであり、
みんなに、治るから信じて!なんて脳天気には言えないのである。

ボクは宗教に何も期待していない。
行き詰まれば信じるところがなくて、心細くて、泣きそうになるけど、
自分が「何とかしなければならない」ところを
自分が「恰好悪くも切り抜けた」時間を、

誰かのせい(手柄)にされてたまるか!


ということである。


社会や時代のせいにするのは、最後に問題を丸投げする人間の悪い癖である。

自殺が増えているのは、ウツのせいではない。
ウツが認知されたことと、社会情勢が悪化したのが、同じ時期であった。それだけ。
ただ、どんなにあがいても、最後に背中を押す「ウツ」の力のなんと強いことか。

悩むことは良いことである。ソレをほんとにコレで良いのか?と混ぜ返したところが危険である。
自分が悩んでいることを、「病」として、放り投げれば、そのヒト自身の責任である。

辛い、淋しい、苦しい、なんとも説明できないぼんやりとした不安。
それを「ウツ」とかいうものに原因を求めるのは簡単である。

きっと、ボクは「ウツをどっかで否定したい」だけであると思う。

けど、否定しつくして、参ったか!と思うとこに、
いちいち、ウツとかいう奴が「ニタニタと笑って立っている」のであり、
「昨日のウツ」をやっつけて、やっと辿り着いたトコが「今日のウツ」であったりする。

結局、今は逃れられないのである。


逃げられないなら、抱きしめてやる!


こういう狭い了見で現在に至っている。

ボクはウツのヒトを応援もしなければ、誹謗することもない。
カウンセリングなどもってのほか。
そこまで偉くもなければ、賢くもない。

みんな、ウツと闘っている。
闘い方は千差万別。
そこには常識も黄金率も、ルールもモラルもない。

ただ、一日をやっとこさ、振り返りたくないと思いながら、生き抜いて、生き抜いて、
医師からの薬や診察に、行き詰まりを感じながらも他に方法を知らなくて、
不平をこぼす気力もなくって、同意を求めるほど思いあがってもなくて・・
そうかといって、もう嫌だ!と投げてしまうこともできない。

そういう救いようのない弱さと諦めの悪さっていうものが、


少なくともボクは大好きである!



答えにはなっていないが、
コメを返さないことを「無視」というらしいので書いた。

肩がこった。