良い景色が責めてくる
医師の助言で妻の実家に行っていた。
向かう途中、すごい良い景色があって寄った。
大雨の後の晴れ間であったので、一層きれいらしい。
「らしい」というのはボクの心がすさんでいたからである。
花なんかどうでもよかったし、寄ったのも「家族に良い顔をしたいだけ」の底の浅い理由・・。
雲もキレイで、いやほんとに何もかもキレイなんだ。
景色が迫ってくる。
軽くパニックになる。
どうして心が少しも動かないんだろう。
空は落ちてきそうだし、花は枯れそうに見える。
周りの美しいもの達が、ボクを拒否と言うか、あざ笑って見えるのである。
軽くパニックになる。
どうして心が少しも動かないんだろう。
空は落ちてきそうだし、花は枯れそうに見える。
周りの美しいもの達が、ボクを拒否と言うか、あざ笑って見えるのである。
信じてもいない神様に聞いてみた。
罰が当たったのか雨が降ってきたので、急いで出かけた。
罰が当たったのか雨が降ってきたので、急いで出かけた。
途中、よせば良いのにまた「牧場」に寄った。
羊やウサギがさわれて「できたての牛乳」が飲めるトコだ。
羊やウサギがさわれて「できたての牛乳」が飲めるトコだ。
でも、家族を横目にボクは凹んでいた。
もう、家畜だろうが尊敬の対象である。
妻の実家ではひたすら寝ていた。
アレやろうコレやろう!と計画していたが、体が鉄くずみたいで、重い上に動かない。
アレやろうコレやろう!と計画していたが、体が鉄くずみたいで、重い上に動かない。
ただ、今回でボクは決めた。