MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

良い景色が責めてくる

医師の助言で妻の実家に行っていた。

向かう途中、すごい良い景色があって寄った。


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『すごいね!キレイだね!』


大雨の後の晴れ間であったので、一層きれいらしい。

「らしい」というのはボクの心がすさんでいたからである。

花なんかどうでもよかったし、寄ったのも「家族に良い顔をしたいだけ」の底の浅い理由・・。

雲もキレイで、いやほんとに何もかもキレイなんだ。

キレイだろ!?キレイだろ!?


景色が迫ってくる。
軽くパニックになる。
どうして心が少しも動かないんだろう。
空は落ちてきそうだし、花は枯れそうに見える。
周りの美しいもの達が、ボクを拒否と言うか、あざ笑って見えるのである。

ボクの目は腐っているんでしょうか・・?


信じてもいない神様に聞いてみた。
罰が当たったのか雨が降ってきたので、急いで出かけた。

途中、よせば良いのにまた「牧場」に寄った。
羊やウサギがさわれて「できたての牛乳」が飲めるトコだ。

でも、家族を横目にボクは凹んでいた。

羊でもウサギでも、あんなに元気なんだ


もう、家畜だろうが尊敬の対象である。


妻の実家ではひたすら寝ていた。
アレやろうコレやろう!と計画していたが、体が鉄くずみたいで、重い上に動かない。

ただ、今回でボクは決めた。


いつかまた家族でココに来る!


ただ、羊を横目にジンギスカンは食べたくない。
自分で言うのもなんだが、動物は大好きなのだ。