MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

今のアナタが美しい~うつの肯定

「うつ」でつらいなら読んで欲しい

「うつ」が判らないなら読んで欲しい

毎日?記事を書きながら、なるべく、つらい苦しい眠い死にたい・・は書かない。
ウツ人なら判ることであり、じゃなきゃ判らないのである。

ウツは理解されないのであり、そこで嘆いていても助からない。
助けてくれるのは、家族とか(仲が良ければね)ごくごく一部で、
後は「寄らず触らず放っておけ」な大多数の常識人である。
そこを嘆いてもやっぱり助からない。

じゃぁ常識ときちんと向き合って、目を背けないで社会を覗くと・・
正確には「ウツのヒトは唾棄すべき怠け者」であり、
もっと正確には「ウツなど現代の生み出した詐病」なのである。

ココで「でも・、ウツは・・」と言っても聞いてもらえない。
聞いてもらいたいなら自分が変わらなければ・・と言われるのが関の山。
残念だが、医師も他人であり、患者以上にはわからないのである。

一人でウツになったら、真っ先に餓死するか
得体の知れない不安に押しつぶされることが多い。
かと言って家族があっても「理解ある人」とは限らない。
家族という近さが、最も残酷な環境をつくってしまう例も多い。

ボクは発病(もっと前に判っていたかも)して、もう長い部類になった。

初めは逃げていた。
食べたくなければ食べないで、倒れてから点滴室で気づいた。
朝に起きることは苦痛で、トイレも行けずオムツで過ごした。
妻も子供も、どうして一緒にいるのか判らず、何度も捨てようとした。
正確には「捨てられる不安から逃げたい」その一心であった。
食べるために必須の会社のことなど気にしても気にしきれず、
薬を大量に飲んでは悪夢で起こされ、あるいは病院で起こされた。
入院しても、自分が最低という固定観念は変わらずすぐ退院。
入院させられている多くのウツ人を見て、外に出なければと思った。

同じウツ人など存在しない

自分が2人いないように、同じウツなど存在しない。
薬が同じでも症状は違うし、まして環境はもっと違う。
同じウツ人だからと、カウンセリングなどできない。
ソレがその人を死なせてしまったら、その責任で自分も死なねばならない。


イメージ 1



クレーは見事に死への不安を描ききった。
ボクはこの絵が大好きであるし、大嫌いである。

矛盾しているが、ヒトなんてその程度じゃないか?と思う。
ウツで苦しんでいる自分を、いつか笑いたくて・・
そういう矛盾を楽しむというか、そういう露悪的なとこに光があるんじゃないかと思う。

例えばガンに特効薬ができれば多くのヒトが死から救われる。
はたして救われるのか?

病の苦しみを知って、それでなお生きるところに、臭いが「ヒトのヒトたる」があるんじゃないか?
動物は病気の仲間を捨てるし、置いていく。
生きるのにジャマであるからだ。

でも!ヒトはそれでいいのか!?


それで良いのだ!バカ野郎!



ボクはこういう「判った気でいる同情」が大嫌いである。
ジャマなら置いていけば良いのである。
家族も社会も・・自分が生きるためにジャマなら、捨てれば良いのである。
後悔は、治ってから少しずつすればいい。
ウツ人は「今」を生きれば、あとはオマケである。
オマケを捨てようが、後で拾おうが、他人がとやかく言えることではないのである。

ボクも、大嫌いであるからと言って、偽善だからと言って拒んでは、ヒトを信用できなくなる。


『きっといつか治るから』



こういうのを最初は無責任!他人事だと!あんたはウツじゃないから!と拒んだ。
だからスタートでつまづいたのだ。

自然であることと、わがままは異なる。
むかつくから、と殺していては、人がいなくなる。
コレが殺人が悪たる極のトコである。

体調が悪ければ、体の言うことを聞くしかない。
拒めばソレ相応の辛さがあり、後悔しても時間はさかのぼれない。
ボクは何が言いたいのか・・?

前に進むことはないのだ。
前を見ていれば「遥か前の成功者」がまぶしく見えて、自分など消えてしまいたくなるのである。
後ろを見ることもない。
心配しなくても、しっかりと「自分の足跡」はあるのであり、放棄はいつでもできる。


限りなくカニ歩き!斜め横


それで時間はかかるが前には行く。

「後ろに・・悪くなっているのでは・・?」

心配ない。
後ろに行っていることが判るからには「目もそっちをむいている」のであり、そっちが前だ。
生きてさえいれば、自分は深まり進み、やがて何かに辿り着く。
辿り着いたソレが、くだらなければ笑えば良いし、感激したなら泣けば良い。

生きる理由なんていらない。
必要なのは生きる、それ自体である。

理由や目的など、方便であるから、あとからとってきてくっつければ良い。



今のアナタが美しい!




らしくない記事を終る。
あぁ大汗かいた・・。