MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

ウツ人の年末雑考

年末で街はあわただしい。

買物に行けば「まとめ買い」のヒトが異常に多い。
明日、明後日に戦争が始まるわけでもなく、今、金を使わなければならないわけでもない。
北海道だからか「カニ・サケ」が普通に鮮魚コーナーに並び、高いのにこの時期は売れる。
正月になると、帰省の子供や孫のためにもっと大人買いする人種が増える。
魚屋は普段閑散としているが、年末年始は一年を取り戻そうと躍起である。


ゆずが198円か・・便乗じゃねーか・・

ゆずと小豆の缶詰を買って来た。
冬至である。
どうも、ケバケバしいクリスマスと、年末年始の中にあって忘れられがちである。

ゆずが今日の買物の中で一番高いから納得がいかない。
アーティストの「ゆず」は、今日こそ長い夜を唄いとおして欲しいものであるが、
冬至の果物とは全く関係ないらしい。
あ、妹からメールが・・

冬至の日、無料ライブ?やるじゃんか「ゆず」


あぁ・・クリスマスか・・大物はジジババに押し付けたので良い。
ボクもジジィになったら「孫をダシにしてプレゼントを無心される」であろうが、
多分悪い気はしないだろうから、押し付けても良いか。

が、「金のないジジババ」は寂しいであろう。
小遣いもくれない・上手いものは食わせない・どこにも連れて行けない。


『あそこ行ってもつまんないし・・』



そうやって、孤独な老人が増えていると思うとやるせない。
子供手当て」で歓心を買うより「イベント特別手当」でも支給したほうが効果的であると思う。
子供手当てを支給しても、親が使い込むか、くだらない日用品か、
ローンの前倒しに使われるだけであると思う。

じゃぁ、高校までの授業料を完全無償化しよう!という話になるが・・

結局、塾通いがあるから金はかかる

副教材や諸々の教材費が高い

と、何かにつけて文句に近い不平不満が噴出する。


『金がない!国民にヨイショしている場合じゃないです!』



政府は素直にそういえば良いのである。
『うちは政権とったら、アレコレとやりたいことはあったんです』
『公約?あんなのは政権をとるための方便ですよ』
『○減税?○手当拡充?国債? アナタは金もないのに借金して贅沢するんですか?』


『良いか悪いかは、全ての結果を見てから言って下さい』



政権与党になると、こういうことがいえないから、このクニは不自由である。
「爆笑!事業仕分け」という特番を連日やって笑わせてくれたことへの恩を感じないのかな。

北海道は長く深刻な不況である・・と言われる。
事業仕分けでも「削減・廃止」が結構な率を占め、行政はくってかかっていた。


『開発予算をそんなに削ったら、北海道はおしまいだ!』



ソレに対する、仕分け人の反論が少しずれはているが振るっていた。


『北海道はまだ「開発」が必要なんですか!?』



完全な「飛び道具」なセリフである。
恋愛小説に神様に対し「あなたがブスじゃ説得力ないじゃないですか?」と同じで、
登山チームの遭難に対し「プロが死んじゃ、どうしようもねーじゃん」と同じである。


北海道は、新規事業になると弱い。
無理に地元を生かそうとするから、どこでも「イモ・トウモロコシ・カニ・・」となる。
少しオシャレな喫茶店やペンションが出来ても
北海道の大自然!を無理に押し出して、遭難しそうな山の中でカレーを食べさせるから失敗する。
夏はソフトクリーム屋が乱立するが、「○牧場の生乳使用!」でマズイときてるから翌年にはない。


田中○は生キャラメルで成功しやがって・・



『あんなまずいもん』と未だにのたまう道民がいるが、結局嫉妬である。
田中氏は事業を起こす費用を芸能界に求めただけであり、北海道への貢献度はすこぶる高い。
何もない十勝地方に観光地をおったてた功績は巨大であり、地元は感謝感激して然るべきである。
「芸能人=東京で成功した=北海道をバカにしている」という道民特有の嫉妬であり、度し難い。
何より、生キャラメルを買いに行って『あんなまずいもん』と言う時点で負け犬である。


お前、北海道嫌いなのか?



ああ、そう言われるかなと思う。
大好きである。
好きじゃなければ住めない。
『北海道は空気も水もキレイで食べ物も美味しいし・・』
といわれるが「じゃぁ住めば?」と聞くと黙る。


『だって、雪が多いし、その・・田舎じゃん?』


「雪ぃ!?東北より北にあってロシアの方が近いべ!?」



「田舎ぁ!?だから空気も水もうまいんだべや!?」



確かに雪は多い。
ボクのいる旭川は北海道でも豪雪都市である。

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冬の間、雪の柱だった中から、晴れた日に電話BOXが出てきて「あーあったね」なんて言う。
NTTもすっかり保守しなくなり、扉すら開かないBOXを見ると、
『何の用だぁ!?お前、携帯あるべや!?』と言われているようで寂しい。

ボクはバス通勤であるが「停留所が埋まっている」という光景は珍しくなく、
「何となくこの辺かねぇ?」と並んでいる列にボクも並ぶ。
運転手も「何となくこの辺だねぇ」と止まるので、結構平和な冬である。
ただ、朝に「何となくこんな時間だねぇ」という平和の使者みたいな運転手に当たると厄介ではある。

ボクんちの車はまっ黄色!である。
「そんな工事車両みたいな色、基地外だべや」と言われるが理由がないでもない。

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今後、共同駐車場に止めないとも限らない。
夜の間に「みーんな白いカタマリ」になってしまうので、覚えが悪ければつっついて探すしかない。
「じゃーん」と工事車両みたいな黄色が出てくればボクの車なのである。

北海道もECO減税でプリウスだらけになり、大型ショッピングセンターも白いプリウスが多い。


『あれか?いや・・コレか?違う・・』


といった老年ドライバーを見かけるが、
スターターでエンジンがかかりっぱなしなのでECOも名折れである。

そうこう書いているうちに、また雪が積もってきた。
あまり放置しておくと「氷のかたまり」になってしまい、人力では動かせなくなる。

今日3回目の除雪。
行って来ます。