MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

スポーツはエッチだ

毎回「シモネタ禁止!」と言われるが好きなのだから書く。
この記事欄にコメントを書く猛者がボクは大好きであるという理由もある。

さて、
手のひらを前にして指を開いて、指が横になるようにしてください。


親指から10代、20代、30代・・となります

コレは男子の「頑張り度」であるらしく、泌尿器科やED治療でも使われているらしい。
(以前にも書いた)

10代の親指はそそり立っており、今にも腹に付きそうである。

(男の方は股間に手を持っていかないで下さい・・うちひしがれます)


スポーツもコレと全く同一である


10代が最初にはまる冠たるものは「少年野球」である。そう、あの野球である。
バットを下に構えるヒトは少ないか皆無である。
みんな、天に向けて大きく構え、小刻みに動かしたりもする。
若い力とぉ青春にぃ♪・・そのままである。
青春の爆発がフルスイングであり、スクイズやバントは鬱屈した多感期の不安である。

ピッチャーは大きく振りかぶり、振り下ろす。
マサカリやオノに例えられて当然である。 狂気、いや凶器である。
審判は「ストラーイク!!」と大きく手を振り上げる。
観衆はメガホンを振りかざし、バルーンが空に舞う。
老若男女問わず、天に向けて謳歌する。

うなだれた老年になっても、朝早くから河川敷なんかで草野球をやる。
振り回されるバットや振り下ろす腕は、戻らない青春への必死の憧憬であり、観客は哀悼である。

コレが野球である。

20代になると、少し・・角度がねぇーとなる。
真上というこだわりは捨て、少し前に前にとなる。
サッカーはその代表である。



30代。
社会人となり「道」を極めたくなる。
道は水平が美しいとされる(中指を参考)。
柔道や弓道合気道、茶道に至るまで、水平なところで平らに厳かに時に激しく行う。

柔道は真上に投げ飛ばしたい衝動がうかがい知れるが、大抵下に叩きつけられる。
叩きつけられた方は40代、50代への入り口を突きつけられ、投げ飛ばした方は30代にしがみつく。
弓道は水平な構えの時点で採点が始まり、10代だからといって上に構えても得点は上がらない。
茶道は上下を厳しくわきまえるが、上座も下座も水平である。 こだわりぬいている。
袱紗(ふくさ)さばきからお点前を返杯するまで、水平が求められ、斜めは何かするときだけである。

アロマなどは「香道」に含まれ、やはり水平でないと落ち着かない。
何とかセラピーなども水平を基準にしており、30代が入り口である点が興味深い。

剣道はこの年齢で始めると厳しく、やはり「素振りは10代からか」と納得する。


40代、いよいよ水平から下を向く。

下向きでなんとか画(え)になるスポーツはないか

そして、ゴルフに行き着くのである。
構えはうなだれていても「頑張り」次第で弾道は限りなく上を向く。
が、焦りは禁物。
青春の幻想を見て、真上に飛ばそうモンなら『ふぁー!!』といわれ、
いつも自分の足元を見ろと人生を踏まえ諭される。

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石川遼さんを見るといつも思う。


まだあんなに若いのに・・



ゴルフはうなだれた青春であり、若者は似合わないのである。
だから恥ずかしいのであり「ハニカミ」は言い得て妙である。
石川選手はパットが苦手だと言われる。

当たり前である。

以前にもこの欄で「ゴルフはシモネタである」という中でも書いたが、
何打で入れるか、とは、何回目のデートで・・その・・できるか、と同義である。

グリーンの上は「入れたい穴」がすぐソコであり、興奮と緊張が一気に押し寄せる。
必死に芝目を読む行為は「刻々と変わる女心を読む」と同義であり、選手の人生経験が問われる。

(女性陣はここで「ウツ人いい加減にしろ」となっているであろうが、ダメ押しである。)


若いハニカミに女心が読めるか!?



パットはまだ考えなくて良いのである。
彼が「グリーンの鬼」と呼ばれる頃は、きっと私生活でも鬼であり特に深夜が元気だろうと思う。

余談であるが、早くも「国民栄誉賞」の声があるが、要らないと思う。
国民栄誉賞で、JRに無料で乗れるとも、吉野家でいつも大盛りサービスとも聞いたことがない。
ただの国からの押し付けなら要らないであろう。
ゴルファーからすれば「迷惑な観客を10人まで追い出せる券」の方が有難いと思う。


あまり考えないが、実は歌手もそうである。
あの運動量はスポーツに劣らない。
年配の歌手ほど、マイクをしっかり握り、垂直に持つ。
声は大きく天に向かって届く。
名だたる演歌歌手や民謡の大師範などを例に出すまでもない。
一方、若い歌手は、少し斜めにマイクを構えたり、水平に持ってシャウトしている。
やがて彼らもマイクを垂直に持って、下っ腹に力を入れて唄うようになるだろう。


「お前は何を考えているんじゃ・・?」

いつもこんなことでボクの頭は飽和している。

勿論、これからまた除雪である。
除雪もまた、シモでありHであるからイソイソと出かけるのであるが。