最高級なヒトはもてない
「ある程度の人間」だから、つきあったり、結婚する!
昨日は朝からようやく眠った。
35時間は起きていた計算か・・?
記憶は断裂しているので不明であるが、何をしていたか判らない。
さて、さっき(深夜)まで「最高級の女性」に会ってきた(家族で)。
妻の後輩であるが、器量もセンスも話術も気遣いも申し分ない。
大手企業の幹部であり、その道では「日本一」の方である。
が、気さくで物腰が柔らかで、あのヒトを嫌い!というヒトは多分人類ではないと思う。
不完全であるから人間であるのだが、完璧とは存在するとつくづく思った。
女性に限らず「見かけ」は「見かけ」であり、第一印象が大事!
3秒で決まる好感度・・・確かに一理ある。
が、ソレをマニュアルとして実践して長続きしたり成功した例を聞かない。
つまりは・・そにヒト自身に何も魅力がないのである。
「ブランドのモノ」「化粧」「つきあってるイケメン、美貌の女性」
全ては「何もない自分への飾り」なのであり、メッキなのである。
だからそれが剥がれるのは早く、素性がわかったときには急速に好感度がなくなる。
「好感度」などという言葉自体、自己矛盾である。
「良く思われたい」というのは一般心理であろうが、ソレを高いレベルからスタートしたり、
ましてやモノやステータスの「他力本願」では存在自体がウソである。
良く思われたい・・そう思った時点から「人間関係」はギクシャクし、つまらんことで瓦解する。
ボクも「良く思われたい」と子供の頃から周囲の顔色をうかがってきた。
それが結局「本来の自分」を痛めつけ、殺すにまで至ったのである。
アダルトチルドレンという用語の真の意味はそれであり、未だにこれに分類されるウツ人は多い。
「自分」の出し方をしらないから、ついつい周りに迎合し、個性を失って、そこで悩み続けるのである。
「もてたい!」それは判る。
が、服装や化粧、髪型、ある程度の話術などは、残念ながら「皆同じ」なのである。
どんなに飾っても「自分を持たないヒト」に魅力はないのである。
一流企業で頭脳明晰でイケメンでも、「自分は何者?」と自戒するようでは言葉は悪いがクズに近い。
逆にホームレスで、風呂にも入らず、物欲もなく何も飾らないヒトと話すと魅力を感じることが多い。
経験だけで生きているから言動が深く重い!
じゃぁそういうヒトが社会性も地位も経済力もあったら・・無論好感度は高い。
「最高級品」として、もはや市場に出回らないのである。
そういうヒトは悩みも明晰に自己解決し、さらなるHIGHER SELFのプランも明確である。
進むべき道を知っていて、焦らずに順序を追う手段も「具体的」に知っている。
苦手なものは克服する能力もあるので、別段異性なんていう余計なものはを必要としない。
だから「婚活」なんてバカな場には彼らは存在しない。
ボクのすぐ下の弟もそうである。
いつも自己研鑽が趣味であり「社会において自分のとるべき行動」を「具体的」に知っている。
それじゃぁ・・寂しくない・・?
これは「ある程度のヒト」の嫉妬でしかない。
自分探しなんてのが一時はやったが、それ自体滑稽で「我思う故に・・」でいいのである。
「ある程度のヒト」は足りない自分のカケラを探して、コレか?と思うものを手に入れたがる。
それは恋人であり、流行であり、ときとして結婚である。
でも、それはメッキである限り「飽きる・こんなはずじゃない・○が悪い」と責任転嫁する。
自分を持たないヒトに、良い悪いなど存在しないのである。
ウツ人の多くは自己評価が低い。
もっとこうしたいが・・もうこんな自分が嫌だ・・
判る・・判るぞぉ!
それでいいのである。
ありもしない「最高の本当の自分」を「具体的に」考えられないのはその辺のヒトと変わりはない。
治療し、自ら行きよう、何とかしよう!・・
少しでもそう思っているのなら、それが「本当の自分」である。
何も畏れることはない。
何にも恥じることはない。
ウツ人は社会に排斥されているようで、しっかり生きていけるのだ。
「死」を考え抜いてこその「生」である。
古代から哲学者たちを悩ましてきた「死生観」である。
ウツ人は「死生観を超えてなお生きようとしている」。
生きているって素晴らしい。
無論「ある程度のヒト」になりたい気持ちは判る。
が、それは別の視点で見れば「おかしなヒト」の集団かもしれない。
TVの情報はウツ人に必要ない。興味がない。
眠れることの素晴らしさを知っている。
仕事をしている達成感を誰よりも感じている。
自信がない自分を知っている。
できたことを「できた」と評価できればあとは、自分の道が開ける。
あまり自己を考え抜いて哲学しても「最高急なヒト」になるので注意して欲しい。
ボクはウツ人にこそ多く「市場(社会)」に出回って欲しいのである。
コソコソと「うつ病ですチーム」などつくっても自己は探せない。