もてない新生活おめでとう
4月から新生活が始まっているらしい。
社会人は、それまで「髪型や恰好で何とかなる」学生であったろう。
ぬるま湯から突然社会で「全員同じ」にされて困惑であろう。
モテ髪・モテ化粧・モテ服・・というのは今に始まったことではない。
男のモテ服に関しては、色んなジャンルがある。
パンクとかサイケ以外は「似合っていれば良い」との女性評。
女性のモテ服は、おそらく男性は意識していない。
「異性にそこはかとなかく好かれたい」より「同性から嫌われない」方が優先であろう。
流行は取り入れるが「私はコレしか着ない!」というのは女性には少ない。
周囲にそれとなく合わせるほうが需要で「我が道ファッション」は女性は卒業が早い。
女性は髪形のほうに比較的重点が移る。
学生ならば「ずっとそういう髪型」でヘラヘラしていれば良いが、
社会人では、ホステス崩れ(失礼)な髪型を維持するほうが難しく、風当たりも冷たい。
立ち読み大好きなボクが長年見ていても、今ほど「モテ雑誌」が氾濫している時代も少ないと思う。
全ては「もてたい」からである!
持論であるが、おおっぴらに商業として展開されると疑問を持ってしまう。
・ もてる話し方
・ もてるインテリア
・ もてる上司、部下
・ 同性にもてるために
雑誌コーナーは「もてる」に侵食されて、自我・唯我・彼我がほとんどない。
バイクの雑誌を開けば「女性にも受けるカスタム」・・。
語学を読んでも「女性の受講が多い」・・・。
受験雑誌は「女性が多い」を基準にした学校のリストかと思う。
男のモテ髪。
男は「肉体改造」の本も隆盛で、ジャングルでアーアァーなんて叫んでそうなタイトルである。
男は「ヒゲで勝負」もあって、髪型に加え、奥の手あの手この手である。
髪型の本であるが、服装も皆さん決まりに決まっている。
ココまで書いて、大変申し上げにくいのですが・・
顔がダメなら何をしても無駄です!
わざわざ高校生が化粧をして(髪形を決めて)制服を崩して歩いているのを見る。
皆、同じ髪型で恰好だから、結局「顔」で決まる・・
そして「美男美女」が歩いている後ろで、髪型と服が同じ集団がボソボソ言っている。
文句があるらしいが、全て自分の劣等感をさらけ出すことになるので言いにくいらしい。
そもそもマニュアルに頼りすぎた結果であるし、その選択も自己責任である。
何がいけなくて、もてないのか?
何かまだ足りないのであろうか?
まだまだ勉強不足であろうか?
そんんあことばかり考えていても・・。
いいのである。
いいのであるが、世の中は「コレを踏まえて」という社会の枠というものがある。
学生なら勉強は当たり前である(らしい)。
社会人なら常識を踏まえているべきである(らしい)。
ボクは社会人であると自覚している。
学校の勉強が不足しているだけで、あとは行き過ぎているだけである(と思う)。
が、会社から一般から「変わってるよね」と言われることに慣れてくると悲しい。
「常識」は東京辺りで作られて、各地方に伝播するのであろうか?
話題は少し変わる。
ボクは北海道に住んでいるが、
原宿や渋谷を「決めに決めて歩いている、スカウト待ち」を今でも結構見るらしい。
スカウトは決して、写真を撮らないし、親しげに声もかけてこない。
「原石」を探しているのである。磨きたいから探すのである。
「変身はコレで限界です」な方は多分スカウトは見てもいないと思う。
新学生の皆さん、「モテ」に必死になる前に自分の好きなことを追いかけましょう。
新社会人の皆さん、「モテ」は終了しました。
もてない新生活おめでとう!!
無論、ボク自身は棚に上げての発言である。