MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

くたばれ「うつの会」

ウツ人同士が、お互いの情報を持ち寄り、あるいは互いに感情を吐露しあう。
 
そして、次第に「社会復帰」に向けて、色々な討論・・までいかなくても話し合う。
 
各地に点在する「うつの会」と称するものはそうであり、事実そうあって欲しい。
 
「医師との情報」だけで、自分が今、どういう症状で、ウツ人としてどのステージにいるのか?
一人では判断しづらい。
かといって、その辺で本や知人を頼っても、もっと不安になるばかりで悪循環になる。
医師と薬と・・あとプラスα・・一歩踏み出したい。
そういう意味で「うつの会」は存在意義がある。
 
ボクも一、北海道の小さなトコに入会している。
良い病院や医師の情報が欲しい。
(逆でも良い。あそこは処方が多い、とか、話は聞かない、男の患者はダメ・・・とか)
期待していないが、うつを克服したヒトの軌跡などを聞かせてもらえれば嬉しい。
 
ボクが行き始めた頃は「うつの会」であったが、段々と「精神疾患の会」になっていった。
最近では「病院だと金がかかるから、ちょっと見ていて」とかひどいのがでてきた。
学習障害」の子供の話しに来ているのなら良いが「先生が悪い!」の一点張りであったり・・。
 
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こういうのにも参加したことがあるが「医師も人間」なのである。
誤診が怖いし、新たな治療法に踏み切るのも怖い。
結局、SSRISNRIを多用して、患者の病状を長期化させてしまう・・。
悩んでいる医師は多いし、なんとかしてあげたい!と思う医師ほど、ウツ人になってしまったりする例も多い。
 
1分診て、薬出して、ハイ2週間後ね?
こういう医師はダメと言われるが、医師の精神を一定に保つための「方便」であるのかもしれない。
心をいじれば心が痛むのである。
自己防衛には、患者には冷酷であるが「相当な距離を置く」のが捷径である。
そういう医師が余りに多いと、患者が見殺しに遭うし、少なくても、医師のなり手がなくなってしまう。
 
さて、ボクはうつの会で聞いているだけであったが、カウンセリングめいたこともさせられる。
ウツ人のベテラン?であるからか、多分、否定しないから、漬け込まれるのだと思う。
 
それでもつい最近、言ってしまった。
 
 
 
「ココは社会復帰を目指すヒトの集まりであるはず。」
 
「病気自慢、自殺未遂自慢なら、よそでやって欲しい。」
 
 
もの凄い非難?を浴びた。
予想はしていたが、大半が「いかに手帳でごまかすか?」「いかに隠れてラクするか?」
を考えていたのであり、社会はただの敵であり、戻りたくない地獄であるらしい。
判る。
判るからこそ、考えなければならないのである。
社会で疲れた・ヒトの関係に疲れた・死にたくなってしまった。
それは全力で助けなければならない。
初期は自己努力なんか、考えられないし、暴走してしまうからだ。
 
でもね、でも・・ある程度、それこそ「うつの会」を騒々しいファミレスなんかに夜に設定して、
『今日はパチンコでやられた・・』とか
『子供に金がかかるから生活保護のうまい通り方知らない?』
なんて、それは出ること自体おかしい話題である。
 
未だに政府識者の会合で「批判」されるのももっともなのである。
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うつ病は一部では詐病ではないのか!?』
 
生活保護を理由に社会から逃げているだけではないのか!?』
 
 
例外的を、いくらならべても一般的にはならない。
が、例外が多く、国家に予算がないとなれば、疑う余地も出てくる。
 
福祉とは、生まれ持ったハンディ(個性)や、やむをえないハンディ(個性)を
いかに具体的に生かすか=政策化し予算化するか、であり、余り「例外」までは手がまわりにくい。
 
堂々と「ウツ人です」「アスペルガーです」「境界です」と公言して、よし、それでは最善を考えましょう、
というのが本来である。
それを、どこかに後ろめたさがあって、対処する行政も過剰に反応するから、例外的、がうまれる。
 
ボクは多分、「生き抜いてやる」と考えているだけの弱虫である。
行政に具体的に提示していく自信も能力もない。
 
それでも、ウツ人であることを誇りに思っていないウツ人は嫌いである。
 
『自殺・・?ウツじゃないの?・・やっぱりね・・』
 
そう聞いて、腹が立たないのなら、少し逃げているのかもしれない。
毎日、自分を評価しているが、ちっとも成績が良くならない。
ボクは「(並ばなくても)ともに悪あがきするヒト」が好きであり、群れて逃げるのは嫌いなだけである。
 
きっと今なら「ダメな生徒」に分類されて、学校にも嫌われるであろう。
 
学習障害」も「うつ」も医師が作り出したただの概念である・・・そういう考え方も根強い。
 
末筆だが「うつの会」全てを否定する気は全くない。
NPOを立ち上げ、行政を動かした「うつの会」は少なくない。
 
敬愛する筒井氏の「くたばれPTA」から拝借しただけのタイトルである。