MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

横浜は住むトコではない?

多分、横浜市民の殆どが、忘れたいか、触れられたくない話題であると思う。
 
横浜開港150年祭(通称Y150)の収益が・・というか収益どころではない大赤字であったらしい。
 
ハコモノイベント」はイベント開催を待たずに、赤字であることは明白である。
長野五輪のツケは未だに県政を揺さぶっているらしいし、
わが北海道も「サミット」のツケが大きく、しばらくはイベント静観である。
東京の五輪誘致も「残念」な結果に、安堵している都民のほうが多いと聞く。
 
それでも「過大な経済効果」を信じた経済界は、やり場のない怒りをどうするか?
要は「損害賠償」なのであるが、横浜の場合、中田前市長に求めたらしい。
とりあえず形式的法的に「なんかやっとく」くらいのものであって、賠償額の査定は小さいと思う。
 
とは言っても、行ったヒトがいるのなら、イベントとしては一定の効果があったのか?
 
はい・・ボク・・行きました。
 
夏の暑い日にみなとみらい地区(埋立地に街を創ってしまえ地区)に行ってみてきました。
 
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たねまる」というそうである。
ゆるキャラ以前の発想で、企画会議は大衆居酒屋であろうと思う。
具体化した時点で、当事者も「がっかり」であったと思う。
会場をウロウロする「たねまる」を撮ってはみたが、記念ではなく「やっちまった写真」が好きなだけである。
ボクはこういうキワモノが大好きで、母に頼んで「Tシャツ」も入手した。
10年後ぐらいに、大笑い必至である。
横浜国体で「かなべえ」なるキャラもあったが、これも結構グッズを持っている。
「120%赤字イベント」にはどうしても、その救いようのなさに、妙な寂寥感に似た魅力を禁じえない。
 
北海道では「まりもっこり」が、有名な残念キャラである。
恥ずかしいが「もらったら困るプレゼント」が大好きなボクは帰省のたびにばらまく。
 
さて、ゴスロリ雑誌で「横浜特集」をやっていた。
 
皆さんが想像するとおりの、あの「山の手の西洋建築」で写真を撮ろうと言う内容であった。
個人的に好きな「岩崎(服飾)美術館」が、ゴスロリに「結構かわいい」と評されていた。
 
フジモリ元大統領が、祖先の出身町から名誉町民に任命されて苦笑していたが、そういうのと同類であろう。
 
横浜は別段、オシャレでも便利な街でもないと思う。
東京の例に漏れず、「じいさんたどれば他県民」なニセ市民のmelting potである。
あの狭い平野に400万の人口である。
 
観光で行くには良い。
住むところではない。
 
それでも人口が増え続けているのは、簡単である。
他に誇るもの(ステータス)がないヒトが住むには恰好の場所なのである。
相模原が政令市になってからも、横浜人気はくだらなく続くと思う。
今後も横浜市民の知らない「横浜名物」が有名になり、消えて行くと思う。
 
 
ボクが好きな街は、結構荒廃していく傾向にある。
だから北海道は、今ピンチなのかもしれない。
 
余談だが、「氷川丸」の前でロリータさんが写真を撮っていて笑ってしまった。
アレは船ではなく、オブジェである。