MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

初恋とは・・・

 どうも、また「止まれない」という病にかかっています。
 
2日寝ないで動き回り、丸1日休めばいいのに、3時間か6時間寝て、また動く。
仕事なんか、48時間びっちりやって3日ほど丸々休めればボク的にはいいと思います。
が、そんな仕事はなく。
 
ここ数日は専門書をやめてエッセイなどを読んでいます。
といっても学者の対談集です。
が、生(なま)の学者ほどヒトの臭いがぷんぷんして大好きなのであります。
 
大抵が、異性に興味がないか、あっても相手にされず、仕方ないので研究する。
なんだか、非常に親近感を持つことしきり。
「好きなのかな」という感覚すら名づけられず、論理的に思考すればするほど非論理的な結論に達する。
およそ恋ほど、ここ何千年もヒトを支配して、さらにコワク的に魅了して止まない病はないのではないか?
などと歓心・関心・感心ひとしおです。
 
 
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藤村は見事にこんな詩の一遍を書き上げましたが、ボクなど言葉にも出来ません。
「分岐点」と言うものが遥か過ぎ去ってからでないと判らないように、
初恋と言うものも幻想灯のように、遥か時を経て、そうだったのかな・・と思うしかないです。
 
いつも初恋をしている気がします。
どんなに好きになっても、相手が同意しなければ儚い・・を越して静かに収束するだけです。
かといって強引な想いは多分犯罪しか生みません。
 
毎日乗っていたバスで、あのヒトも同じように本を読んでいる・・。
また今日も本を読んでいる。
自分が読んでいる本などとんと頭に入らずに、顔もそっちに向けられず目もあわせられず。
どこで降りるんだろう?
 
思い切って同じバス停で降りても、それで満足なことも多いわけです。
そのバス停の近くの商店街で、パン屋や花屋や本屋を見て廻る。
あのヒトもここで生活しているのかな?たまたまあの日はここで降りたのかな?
そんなバカなことを考えながら、急な雨で喫茶店に入り。
 
あ・・あのヒトが本を読んでいる。
自分が読んでいる本などとんと頭に入らずに、顔もそっちに向けられず目もあわせられず。
 
『アレ?いっつも同じバスに乗ってますね?』
 
いきなり落雷にあったような・・もう全て停止してあわわわ・・と熱いコーヒーを一気にすすったり。
何も言えず、何も聞けず、ただチラとみた文庫の出版社を見て・・あぁそういう本かなって。
 
『雨止みませんね・・?』
 
えぇ・・とも、すん・・とも言えず黙って文庫に目を落として、コーヒーの味もわからないまま外に出る。
カサなんか持ってこないでよかった。
ええい、頭を冷やせ!!
おかしいんだ今日は全く・・。
 
次の日から、また同じバスに乗ろうとしたが、止めて次のバスに乗ったり。
絶対にあのヒトはいないという、あの街の・・
ゲームセンターでやっぱり何となくコーラを飲んで文庫を読んでいる。
 
夕暮れになって、会うこともないだろうあのヒトに言う必要もないさようなら。
 
結構、ボクは変人であるのでしょう。