MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

マツダセイコを良く知らない理由

シモネタに書くことをマツダセイコファンはお許しください。
何といわれようが、ボクの中ではシモネタなのである。
折りしも甲子園の季節・・。
いつものような「変化球」ではなく「速球ストレート」で勝負したい。
削除覚悟である。
見逃さないようにして、できれば打ち返して欲しい(コメントでね)。
 
ボクはマツダセイコなる有名人を知らない。
顔もおぼろげで、歌なんか全く知らない。
理由はカンタン、「オヤジの大好きなドリフ」にそんなに出ていなかったからである。
ピンクレディーなるユニットも知らなかった。
今も、当時としても「底抜けの芸能界オンチ」であった。
ピンクレディーの悩殺衣装(?)が友人の間で話題になっていて、話が回ってきた。
 
『おい、ピンクレディーの衣装、すごいよなぁ?』
 
『あの水着見たか!?すげぇよな・・たまらないよなぁ・・』
 
可愛い二人のお姉さんユニットと聞いて、キャンディーズではなさそうだ、と思った。
ソレで「あぁ、この前ドリフで見たなぁ(アレは水着か?)」と思って、何とか返す。
 
 
「あぁ、いつもハッピとステテコ着てるだろ?」
 
 
『ハッピィィ!!??ピンクレディーじゃねぇぇ!!お前、歌謡番組観てないのかぁ!?』
 
 
 
さて、マツダセイコ。
カマチノリコという本名だけ知っているのである。
俳優と結婚して、娘まで芸能界にいるとは、芸能(ゴシップ)通の妻の弁である。
郷ヒロミと結婚したんじゃなかったのか・・?
世の中は、知っていないと恥ずかしい芸能ネタもあるらしい。
 
さて、マツダセイコ。
思春期に「セイコちゃんカット」なる同級生が増えた・・らしい。
らしい・・とういうのは本人を知らないし、まして髪型など全く興味もないのであった。
クラスから「信じられない」呼ばわりをされた挙句、「明星」とかいうチャルメラまがいの雑誌を押し付けられる。
 
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『ホラ可愛いでしょぉ!?』
『髪型も似合っててアイドルって感じだなぁ・・たまらんなぁ・・』
 
ボクはそのとき既にシモネタ回路ができあがっていたので、何気なく(多分)返したと思う。
 
 
「なんだか亀頭みたいな髪型だなぁ!」
 
「カリが張り出しすぎて、まぁいいか?」
 
「紫の髪の毛だったら、やばそうだなぁ!?」
 
「胸がちょうどキン○マにくるなぁ・・」
 
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一瞬の沈黙の後、ボクは集団にポカポカと頭やら肩やら背中やらを叩かれた。
 
『あんたなんか一度死ねば!?』
『なんてこと言いやがる!!』
『信じられない!!』
 
信じられないのは貴方達である。
どうみても「お亀頭様」ではないか?
前髪なんか「ウラスジ」そのものじゃぁないですか?
つまり、ただの「亀頭裏返しカット」であり、
顔だけでシモネタ剛速球・三球三振・参ったか!?頼むからモザイクかけろ・・じゃぁないですか?
 
それでも「セイコちゃん」は減らなかったが、ボクと目を合わせる女子は格段に減った。
ボクはいまだに思うことがある・・何か暴言でも吐いたのであろうか?
 
みんながセイコちゃんカットにしなくなった頃、ボクはやっとセイコちゃんカットを「概論」だけ判った気でいた。
女子を一人捕まえて聞く。
 
 
「セイコちゃんカットってこんな感じだべ?」
 
 
 
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女子の一人は『あぁ・・』と卒倒しそうなフリをして呆れている。
 
何だ!?何が違う・・?概論・記号論では「相似」なのである・・が。
 
『あんたソレは男でしょ?』
 
「うん、ルネ・デカルト。数学者で哲学者で発明家だぜ?」
 
『誰?デカルト?だから男でしょ!?オ・ト・コでしょ?』
 
 
「亀頭カットなんだから男の方がいいべ!!??」
 
女子が泣き出してしまった。
「泣いた女子をなだめると恋が芽生え付き合える」という神話を信じていた男子どももボクを罵倒した。
 
ほどなく放課後になり、ボクは職員室に呼び出された。
ことの一部始終を聞いて、担任(オトコ)は呆れていた。
しかし、他の先生(そう、やっぱり体育の先生で荒っぽいの)が聞いていた。
こういう先生は例外なくでかい声なのである。
 
 
『じゃぁ○先生なんかモロに「亀頭カット」だべ!?』
 
『茶色のスーツなんか肌色っぽくてさぁ!?やばいな!まんまだな!?』
 
 
○先生は黒のタートルを着ていて、憤怒か恥辱か判らぬ赤い顔でこっちを見ていた。
体育の先生は繰り返す。
こういう先生は例外なくでかい声なのである。
 
 
『皮をむいたみたいだな!?あのとっくり首!?ガハハハ!!』
 
 
ボクはそそくさと職員室を出た。
しばらくして○先生から小言を頂いた。
『あまりHなことばかり考えるんじゃありません!』そういう内容だったと思う。
○先生は、上から無理やりパーマをかけた「爆発後」みたいな髪型に変わっていた。
 
マツダセイコのファンをボクは「祈祷師」と密かに呼んでいる。