原爆記念日のひとこと
「原爆記念日」とは何という不思議で嫌な響きであろう。
今日は黙とうをした。
別に深い意味は無い。
原爆で無駄死に（失礼、でも当時ならそうとしかいえない）した方々に何もしてやれないから黙とうした。
かつて学校の行事で「長崎」に行ったが平和記念公園は行かなかった。
怖かったからだ。
ボクは相当の怖がりで未だにホラーひとつ見られないのであるが、そういう怖さとは違った。
戦争があり、原爆という「最終兵器」を投下された。
そういう兵器が使用され、多くの人命が生きたいか否か問わず一瞬で、あるいは後遺症でなくなった。
そういう「ありえないおこりえない異世界」を記念して、さぁ観光がてら学んでください・・怖い怖い。
広島には行ったが↑ココには行っていない。
廃墟の美学とか戦争の残滓とか・・そういうアングラなモノとも確実に違うと思う。
やはり「異世界」であって、一般人なら多分強烈に拒否されると思うのである。
戦争を真に知り、語り継いでいく人たちさえこういうとこにはフラっとはいけないと思う。
原爆は当時の連合軍をして『あんなに威力があるとは』と言わしめた禁断のインドラの矢であった。
だからこそ日本は無条件降伏を勧告され、ソレを受諾したのは必然であった。
「死んだ人間が浮かばれない！徹底抗戦！」というのは生き残った（偉い）ヒトの詭弁であり、
現実にはきっと、戦争を長引かせる余力などクニにはなかったし、
爆弾抱えて片道の燃料だけで飛ぶしかなかった・・という話も真実だと思う。
そして現在でもその「抑止力」から、各国が廃絶に積極的ではない。
ボクは核廃絶とか言わない。いえない。
（ボクがJOたちを使って戦争めいたことをしていた・・という自責はある・・からか？）
核は「なくてもいいもの」だとは思わないからだ。
核兵器が「最終最強の兵器」であるから、あるからこそ各国は所持しているのである。
もし核を完全に廃絶したら、核未満の半端な兵器で、それこそ戦争は長引くしかない。
今日は100人戦死、でも昨日は50人だった・・そんなことは今この瞬間にも起こっているのが現実。
ボクはこの文句が大嫌いである。
ヒトの汚い本質を無視して、奇麗事を祈りにすり変えて格言めいている、その立ち位置が嫌いなのである。
ボクは（頭が）おかしいらしいから敢えて言う。
核開発は続けて良い。
そして核を越える「最終兵器」ができたら核を根絶すればいい。
そして最終兵器は宇宙人の侵略用にのみ使えば良い（何だこの理由・・）。
核の理論家・研究者はただのヒトである。
未だにその研究は産業や経済に多大な効果がある。
研究を軍事に転用するのは「使える」以上、仕方ないのである。ホントに仕方ないのである。
戦争反対だから原子力をなくせ！というのは、悪いが阿呆である。
地下資源を枯渇させて、将来の子供たちにどう言い訳するのか？
もう自分たちは生きていないから、どうでもいいのであろうか？
核持ちこみの密約文書が存在との報道のときはずいぶん騒いでいた。
過去に向かって「持ち込むなぁ！！」とは言えない訳で、
もしかしたら「持ちこみを許可すること」と「使用しないということ」を政治レベルで取引していたのかもしれない。
過去を糾弾することは簡単である。
が、ペンの力を否定する気も毛頭ない。
未来のことも考えて行動しなければならない、か・・・・・・・らしくない記事になったなぁ。
最後に、
テレビで広島の記念式典に関して、街のヒトがインタビューされていた。
「オバマさんに来て欲しかったですか？」
『そりゃぁ、あんなに核廃絶って言ってたんだから来なきゃねぇ・・』
「米政府の高官が初めて出席しましたが？やはりオバマ大統領が？」
「やっぱり、そりゃぁオバマさんでしょおぉ？」
やいマスコミ！自分の局で局の意見としてしっかり言え！
市民を誘導して危険なこと言わすな！
ヨーヨーチャンピオンや、韓国のジャニーズを呼ぶのとはレベルが違うのだ。
オバマ氏個人は来たかったとは思うが、
大統領は、きっと、日本首相など比較にならないほど「公的発言」に慎重なのだ。
訪日に伴うテロの危険、警備費用を全て税金から出すことになったら皆、無関心なのか？
何より「米大統領から謝罪」など、出来ないと思う。
謝罪すれば、今度は大統領が帰路で（親米派）のテロに遭う事も考えられる。
「悲しい過去の現実を忘れてはいけない、あのことは今なら間違っていたとは思うが・・」
そんな謝罪なら誰でも要らないと思う。
殊に家族を失った「被害者」なら、帰れ！と叫びたくもなろう。
