MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

13日の金曜日とは

どうも忌日(いみび)というのは漠然とあるようだ。
「今日は何となくやめておこうか」という葛藤を起こし、行動を制限するのである。
事件があったから「生肉はやめておこう」というのは忌日でもなんでもない。
生肉を外食などで食べられる階層は限られていて、
ボクのような下層の人間は「ユッケって何だ?」と思っているうちに事件が風化していくのである。
健康診断の前だから朝食を抜こう、というのも忌日とはおそらく関係ない。
「忌む」のは、おそらく自分の体型だけであり、健康診断は健康なヒトには関係のない行事である。
「仏滅だから」と祝い事を延期したり中止したりするのもボクにはわからない。
お釈迦様が入滅した日なら
「おしゃかがオシャカ記念日」であり、語呂といいなんとも目出たいではないかと感じる。
大安だから、と宝くじを買うヒトが多いが、
では、「大安売り」という日は、つまらないものを都合のいい値で押し付ける吉日であるが、いかがか。
そういう屁理屈という名のボクの理屈では、大半が逆転してしまうのである。
 
13日の金曜日だから・・
と何となく行動を制限しているヒトが多いのだから世の中は面白く深い。
子供の頃から何となく耳にしていて、悪友を通じて、それらしいヒトに聞きに行ったことがある。
「オレの知り合いが教会で何か教えているらしくてどうやら難しそうなことを何でも知っているらしい」
という触れ込みで、「らしい」全開であり、子供ながらに怪しさも全開であった。
曰く
 
・ 13日の金曜日にキリストが磔刑になっている
・ 記載のない13人目の弟子がキリストをおとしめた
・ 13は不安な数であり、6や12を尊ぶ人間の文化からは鄙びたところにある
 
キリストは磔刑になっていたとしたら、その時点で意識は混濁していたはずである。
「おのれぇムムム・・今日は13日の金曜日かぁ・・覚えておれ13日の金曜日めぇぇ」
と呪って死ぬようなら、キリストは大した小物である。
復活もままならず、神の側にいることもできないだろう。 却下。
13人目の弟子・・どうも胡散臭い。「閉店セール」と同じくらい胡散臭い。
ユダがどうの、と「それらしいヒト」は言っていたが、ユダは正式な弟子であり、彼を叛徒としない教えもある。
ユダが存命していれば、おそらく現代のリーマンショックをも抑え込むほどの才人であろうと思う。
誰かの弟子である必要も全くなく、13人目の弟子なんて最初っからいなかったと思う。
が、どうも「ユダ」なる響きが怪しい・・。
ソレはボクに限らず、日本では、あの世紀末マンガの影響ではないかと思うのだ。
 
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ユダはきっと聖人君子である! ↑このように股間に「ちまき」をつくってヒトを見下したりはしないと思う。
却下。
 
13は不安な数・・6や12と違う鄙びた数・・ボクは妙に納得した記憶がある。
等分できる偶数と違い、2n+1=奇数というのは不安を生じさせるものであるらしい。
ニーシーローヤー(2.4.6.8・・)と数えているときよりも、1.3.5.7.9・・と言っていくだけでどうもムズムズを憶える。
11とふたケタになったあたりで、10を飛び越した罪悪感におそわれる。
ケツまでムズムズしてきて「13」で「アァ!!もう!ムヒかキンカンをくれ!」となる。
6や12は、星の運行やら時刻やらで大昔から重宝で高貴な数であったらしい。
6などは素数が1と2と3であり「1+2+3=6」となるため完全数とか言われて長く数学の世界をにぎわした。
と同時に数秘術では悪魔の数字などとも呼ばれ、6を単体で使うこと自体を禁じた風俗も世界にはある。
やっぱり子供の頃、トランプのことを調べていてぞっとした。
はじめは12(Q=クイーン)までの4種で48枚のフダであったらしく、占術や易相に重宝されたらしい。
48は6や12とも相性が良く、なんとも具合が良かったらしいのだ。
それが「悪魔召還」の錬金術の時代になると、どうしても12枚では具合が悪くなってきたのだ。
そこで13(K=キング)のカードを加え52枚にした。
13の倍数になった途端に「カードが暴れだし」天使も悪魔も区別がなくなったというのだ。
そこで神官や牧師をはじめとした聖職者が「悪魔封じ」のために考案した「切り札」こそがジョーカーである。
道化の絵が描かれているが、ジョーカーは神と悪魔の区別すらしない超越した存在であるらしい。
ジョーカーが2枚入って54枚になり、6という完全数との相性も良くなったことでトランプは今の姿らしい。
なくしたときのために「白札」が入っているが、ジョーカーはなくしても補充してはならない、と何かで読んだ。
超越した存在は何人も要らないということであろう。
タロットはより数秘術の色彩が濃く、呪術的要素も強烈である。
その辺りは逆位置や組み合わせで薄めているらしいが、やはり素人が扱うには難しい代物のようだ。
 
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13日の金曜日には特に何の根拠もない。
ジェイソンくんは「覗きが趣味の粗野なオマセな男の子」であっただけである。
「キャンプに行ってきます♪」と聞くと、居てもたってもいられなくなるのだ。
そして仲間に入れないことを知ると、プッツンと切れて無差別でやってしまうのである。
殺し方が雑になった・・とかスプラッタ好きからは聞く。
そういう問題ではない。
殺さなければいいだけだ。
却下。