MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

お終い~男女の心の折れやすさ

少し空けた。
理由はない。面倒だった、というところ。
 
前回までは、ウツ人について、男女の脳と行動について書いた・・はず。
男は、計画・過程・ルートが決まると一直線に進みやすいが、他のルートに興味がゆかない。
女は、同じルート以外に迂回したら寄り道したりできるので、時間がかかる。
概ねそんな理解で良いと思うのだ。
概ねそんな理解しかできなくて構わんのだ。
 
が、しかし、である。
コレがひとたび「権威=ステータス」というものを通すとがらりと変わる。
 
ウツ人とかメンタルに攻撃を受け、凹む、医者(=病院でも医院でも良い)に行く。
男は、ウツ人になっても医者に行かないか、行きにくい。
男は医師と云うのが嫌いなのだ。
痛いとか怖いと云う幼稚な理由がまず第一で、何より「権威」というのが嫌いなのだ。
医者が言ったから薬を飲む、入院する、検査する・・・そういうのが納得できないのだ。
自分の体調は悪いが、他人に何とかできるはずがない、そういう頭がある。
専門医に症状を説明して、薬をもらう、飲む。納得がいかない。
男は「良く思われたい」という頭がある。
メンタルの薬は周囲に悪く思われる、そう思っている。
でも、何とかしたい、できない、うーん、自分で頑張ろう。
左脳で理屈は判っていても、右脳を説得できないのだ。
脳梁がその説得役なのだが、男の脳梁は細い。
衆院で可決されても、参院でひっくり返せないようなものだ。
脳梁が、民主党の幹事長くらいの屁のつっぱりなのだ。
(個人名ではなく、野党役職として)
そして、医者に行かず悪化させる男は毎年増えている。
自殺者が減らない!と言う以前に、予備軍への対処こそ必要なのだ。
そして、予備軍は「言わない」から対処のしようがない。道理だ。
「好きなことは旅行とかできても、仕事になるとウツになる新型」というウツ人がいる。
それは新型でもニュータイプでもウツ人でもない。
オールドタイプだ。もっと言えば子供だ。欲求に縛られているだけだ。
シャアが典型である。
 
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ララァは私の母となるべき女性だった!』
 
ロリコンがばれてその挙句、死闘のさなかでマザコンもカミングアウト。
赤いコイツは、普段は姉萌えとして慕っているキシリアとおそろいのかぶりもの。
そして光線遮蔽という理由でのSM仮面。
アムロも困ったろう。
『おかあさん・・・・・?』
そう呻くのが精一杯だ。
アムロはウツ人になり、本当に遁走し、自殺ギリギリで帰ってくる。
フラウボウとかそういう異性とか母性とかいう甘ったれを脱ぎ捨てて帰ってくる。
 
一方で。
女は、不安になったら結構すぐに医者に行く。
行かない女は医療関係あるいはそう思っているだけか、
医療や心理に詳しい、と思っているだけである。
不安に対して、「そうだよね」と言う同意が欲しいのである。
同意は専門的なほど良い。権威が優先するのだ。
左脳が専門意見を欲して、右脳はステータスでダメ押しするのである。
・ 占いで転職を決める
・ 女性誌で財布を決める
こういうのは、専門=権威がぐっと怪しいレベルになってしまっただけで、理屈は通る。
自分の決定を後押しする何かが欲しいだけだ。
 
男が良く思われたい、のに対し、女は、変に思われたくない頭がある。
脳梁が太いのは、ここで悪くする。
右と左を無理に友だちさせる=バランスを取るために力技を使うようになる。
吉田茂元首相が幹事長をしているようなもの。
衆院の選挙賛成!と参院の選挙反対!を同じにしてしまう。
「再稼動は見送り、新規増設は当分なし。ただし既存のものは順次・・」と言いくるめてしまう。
脱線。
 
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女は、自分のイメージと、他人からのイメージを上手くつりあわせる。
男には難しいコレを成し得てしまうのは、脳梁の凄さである。
無論、妥協はある。
自分がこうありたい、というイメージと、周りはどう思うか?ということがせめぎあう。
可愛い格好が好きだが、結局無難なグレーやベージュ、でも、どこかにちらりとレースの刺繍。
そういうのが流行るのは、異性の視線どうこうより、同性の視線があるからである。
変に思われたくないのだ。
医者に行く。
変ですよね?と聞く。 普通ですよ?と言われる。
でも眠れなくて、イライラして・・・・医師はフーンとペンをいじっている。
時々変な声聞こえて、記憶にない自分が勝手に・・と言ってしまう。
そりゃ医師は薬を出す。たんまりと出す。
そして、医師が出したから、ときちんと飲む。
飲み忘れるくらいの種類を飲みだす。
増えるだけで、減らない。でも飲む。
SSRIとSNRIが同時に出ていても飲む。
眠剤とSNRIを同時に飲んでいたりする。
酒とカフェインを同時に飲んで、腹筋して一服するようなもの。
男は、途中で勝手に薬を止めたり、医者に行かなくなったりする。
理由は脳。どうして症状が軽いのに行くのか?と考えて止める。
そして寛解期の衝動に殺されたりする・・脳め・・。
女は、途中で止めない。きちんと飲む。副作用かなと思っても飲む。
理由は脳。副作用という疑問を、でも症状はがあるから飲む。
 
男は折れると、治りにくい。
女は折れると、こじらせやすい。
男は、折れたところ(折れた先っぽ)をそのまま取り戻そうとする。
女は、折れたところは諦めるがどこかで帳尻を合わせようとする。
 
ここに優劣はない。
勝ち負けはない。
付けてほしいなら「双方負け」である。
あるのは性差だけである。