MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

昭和の日

昭和とは何か。

戦争という定義が多いだろう。
ボクには経験がない。
経験がないものを語れない。

昭和が終る頃は、すっかり世の中を斜に見ていた。
だから「昭和」というものは、ボクの子供の頃で定義したい。
さもないと、昭和とは平成の前、そういう乱暴な旧式のものになってしまうから。
昭和50年・・60年くらいだろうな。

・ 男は黒か青、女は赤
・ ブルマーを穿き大人ぶる女子、チン○を出したがる男子
・ 相合傘のラクガキ
・ 人気のない体育委員
・ 運動場の隅に積まれたタイヤが焦げる匂い~夏
・ アスファルトを染み込ませた木の電柱
・ そこに止まるセミクワガタムシ
・ 水さえあらばいつまでも遊べた
・ 足の届かない、がたつくコクヨのイス
・ 木製の教卓と、妙な配色のジャージの先生
・ アルマイトの給食食器
・ それを引っかいたときの爪の浮くような感じと音
・ 汚い爪をかじっていた女の子
・ ロブスターを期待してザリガニを食べたこと
・ シャープペンシルが高価だった
・ 砂消しゴムばかり持っている男の子
・ 遊びに誘われても行けなかった女子の家
・ バレンタインデーの長い夕方
・ 遠足の前と、誕生日プレゼントのときにしか行かない店 ファンシーショップ
・ ガンダムのシール、5枚20円
・ 当たりが出るとシールアルバムがもらえる
・ 当たりしか出ない「当たりつきアイス30円」
・ レジのない店 八百屋、魚屋、乾物屋、豆腐屋、布屋
・ 八百屋で「おつかいか?今日はヤキソバか?」といつも当てられたこと
・ 牛乳を販売機で買う 明治の配達所の前
・ 通学路の優しいおばあちゃん
・ 裏道のヘルニアのおじいちゃん
・ どぶ川の横に住んでいたバングラディシュのおじさん
・ 缶蹴り、どろけい、色鬼、絵描き鬼
・ 神社お寺、役場の裏、空き地、どこでも遊べた
・ 終らない遊び
・ 夜になりきるまで遊びきる
・ 今日の次は明日だった
・ 約束しなくてもつながっていた
・ 生きていることが嬉しくて仕方なかった

昭和