MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

男の下半身

今年最後の記事にしようと思っていた。
タイトルを書いて、大トリがこれか?と切なくなった。
が、タイトルを書いて、書き直したことがないので書く。
このブログの一番人気なのだ。そう思いたいのだ。
 
旭川には○○薬局と云うのがあって、有名である。
市の誇る市立病院からほど近いが、病院とリンクしようとか、内疾患系にはまったく興味がない薬局。
漢方に精通した、実に「精通」した店主であるらしく、特に元気のない男たちの味方である。
下半身専門である。衆人環視かまわず、手書きの筆書看板を掲げている。
コレが、旭川の誇る百貨店「三番館」の短冊に匹敵する、コピーなのだ。
 
イメージ 1
(まるで匿名にしていないじゃないか・・まぁ、ボクは宣伝したいのだ)
 
「お床の中の男!」
「勃ち上げれ!」
 
そんな「のぼり」がはためく中、風邪薬を買いにも入れないとはご近所さんの談。
特化つくしているのだ。
店主の気概を感じる。
一度入りたいのだが、勇気がない。
「いやぁ、ウツ人になってこっちご無沙汰どころか朝もマメの木ですよぉ・・」
などと言おうものなら、きっとテケテカに禿げ上がったご主人が、カウンターから飛び出てきそうだ。
『今すぐコレを飲め!!』 なんてにじり寄ってきそうだ。
正露丸よりも調合未知なマンキンタンみたいなのを、ラオウなりに無骨な手から飲まされそうだ。
そして、ボクはきっと鼻血を出してめまいがして、動悸と息切れの中で言われるのだ。
 
『勃ってるぜお前・・さぁ立て!』
 
怖いのは嫌いだが気になる。
あの店構えは、温泉地の秘宝館より怪しく気高いオーラを放っている。
 
年の瀬は、とかく「男」なる言葉が飛び交う。
『ダンナが凄いんです・・』なんていう美女の広告を見て、ハゲか?とは思いもしない。
恐らく夜のバトルのことだろう。
個人的には、あぁいった広告の美女はどこか一味違った美女な感じがする。
タイやマレーシアとかの空気、つまりオカ男女マだ。
性に精力ばかりを求めていくと、見てくれは限りなく女に近い男になるんだろう。
男女の性差など、その程度のものだと云うことだ。
「男」がらみの広告は凄い。
その殆どが、下半身であり、男=チ○ポではないかと云うくらいの勢いである。
日頃の鬱憤を、 溜まったパワーを、 今年のうちに、 ・・・
皆、正月からそんな気分になるんだろうか。
なんとか童貞に別れ切り出したい中学生のように、盛るんだろうか。
「男女男」と書いて、なぶる=嬲ると読む。
全くとんでもない漢字だ。
「女男女」と云うのがない辺り、封建国家であるのが判る。
創ってみたら良いのだ 「物足りない」とか「1本足りない」とか読めば日常でも使える。
 
美オカマの広告では「みなぎる!パワー!」とあった。
みなぎる、とは 
 
漲る
 
と書く。
ひらがなにして置く方が格好が良い、と云う珍しい例である。
張る、にしても、さんずい、にしても、あんまりである。
「怒張」と云う隠語があるが、コレを見た後では何も隠していない。
丸出しである。
空いた口がふさがらない。
空いているとぶち込まれそうで乱暴な感じすらする。
 
空元気でも良い。
漲れ!ウツ人。