MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

銀河英雄伝説~ニュース雑談

英伝パロディ。
新聞を読んでいて、いつもこんなことを考えている。
各声優をイメージして読んでほしい。
 
ミッターマイヤー
「また若い首長が逮捕か。俺には判らんが、民主主義とはなかなかに厳しいものだな。」
 
『若さと云う奴は、老練な政治家には劇薬なのだろう。
試して使ってはみたいが、それによる副作用も・・老いた体には恐怖に値する。』
 
「しかし、現に登用して行政を任せているではないか?」
 
『副作用が出ないうちだからだろう。政治的野心が見えたあたりで
副作用に出てこられては、老人には煙たいのだろう。』
 
「劇薬が作用してないうちに煙たくなったらどうする?・・・あぁそういうことか。」
 
『そうだ。登用する以前の罪を鳴らして追放するだけさ。無論、その罪の種も
既に周到に用意されていたものだがな・・」
 
「オーベルシュタインの考えそうなことだな。」
 
『俺たちも軍首脳部からは、若い、と云うだけで煙たがれたものだからな』
 
二人でワインを飲む。
(432年ものあたり)
 
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マリーンドルフ
「最近の日本は、民主主義にしては強引な手法が目立ちますが。」
 
ラインハルト
『あれは民主政治の衣を纏った専制政治だ』
 
「と・・おっしゃいますと?」
 
『首相は、人民の正当な選択によりその地位にある。
これも人民により選択された案件を、議会による多数決で慎重に立法化している、
そういう建前だろう。そして、しかし、ひとたび最高権力を握ったら、
何人も掣肘できるものがいないという蛇足付きだ。』
 
「何人にも掣肘できる権利が存するのが民主主義ですが?」
 
『だから建前だと言っている。ワインの味が判るだけでは、良い葡萄も良い水も選べない。
自分の足で歩くことを厭がって、履物の悪口だけを並べるなら子供でもできる。』
 
ラインハルト、カーテンの間から窓越しに外を見る。
キルヒアイスの写真入りのペンダントを出し呟く。
 
『お前ならこう言うだろう・・
「民主主義ではワインの熟成に、惜しみなく手間と時間をかける。それだけです」とな・・』
 
 
 
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「日本、サッカー残念でしたね。」
 
ポプラン
『俺としたことが、観た後で一人で寝てしまった。ちっ!あぁ、残念ではないぞ?』
 
「え?」
 
『あそこには世界一のプレイヤーしかいないんだ。俺のような限られた天才を除いてな?』
 
「どこが勝っても負けてもおかしくないということですか?」
 
『そういうと語弊があるな』
『いいかユリアン。器量もスタイルも良い女ばかりが揃っていて、不足するものは何だ?』
 
「いい男の数だろ!?」
 
ポプラン
『全くいやらしいな!30代は!』
『女ってのは、出かけるにしても一戦交えるにも時間がかかるんだ。
勝ってほしいから、宜しくお願いします、では濾過もしない水を飲ませるようなものだ。』
 
「ほとんど劇薬ですね・・」
 
ポプラン
『そうさ、劇薬さ。だから身体を徐々にならしていかないと、とんだ副作用で死ぬことにもなる。』
 
「チームワークですか?」
 
『オエラさんがたはそう考えるだろうさ。「監督が悪い!」とかな。
既に辞めるんだろうし、オエラさんがたは委員会を守るために奔走しているだろうさ。』
 
アテンボロー
「生贄を用意してだろ?イヒヒヒ」
 
ポプラン
『わざとらしくいやらしいことを言うとますます嫌われますよ?
まぁ・・・引退させる選手に指名もかかっているだろうし、
その後継選手も、引退後も、やっぱり決まっているんだろうけどな。』
 
『おっと待ち合わせだ!女は時間がかかるが、時間にはうるさいんだ!またな!ユリアン!』
と言ってポプラン退場。
 
 
「イアン提督?劇薬と云うものがあれば、お試しになりますか?」
 
イアン
『劇薬と云うからには、相当な順作用と副作用があると云うことだね?』
 
「どうしても飲まなければならない状況になれば飲みますか?」
 
『飲み物に混ぜられる劇薬ならね?ブランデーに混ぜて美味しくね』
 
「からかわないでください!」
 
『私はお前をからかったとこはないよ?
ただ、劇薬を飲むだろうと決めてかかる前に、他に手段がないか考えるのも重要だということさ。
そして、私が劇薬を処方するにしても、飲むのは兵士になる。残念なことに私じゃない・・・。
どうしても飲ませるのなら、美味しく飲んでもらいたいのが人間と云うものだろう?』
 
「ご自分では飲まないんですか?」
 
『おいおい政治家みたいなことを言うなよ?ユリアン
私が率先して飲んで気勢を吐けば、そりゃ兵士の士気は上がるだろう・・?
しかし、失敗したときは?死んでしまったときは?誰が兵士を家族の元に戻すんだい?』
 
「・・・」
 
『いや、意地の悪い言い方をしたね。すまない。
私は意気地無しだから生きて帰ることばかりを考えているんだ。』
 
「すみません、提督・・あ、何か召し上がりますか?」
 
イアンは微笑んで言う。
『紅茶を一杯。ブランデーを多めに。砂糖と劇薬は抜きで。』