MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

占いの使い方

ボクは占いを信じるがあてにしない。
誕生日ですら適当に憶えているので、それを基にしたモノも粗雑に見る癖がある。
仕事前に新聞を読む。占いが載っている。
本屋で雑誌を読む。占いが載っている。
通院で女性なんとかを見る。占いが一杯載っている。
・・・
そのときの気分で読む。
仕事で、今日はあの案件のヤマがある、という日に限って
「順風にまさかの逆風。自重して吉」なんてあると、もういけない。
誕生月を換える。
「今までの積み重ねが導く人徳に新たな進展が」に決める。
その日は、偽りではなく、その月のツキをもらうことにする。
都合のいい読み方であるが、意外に前向きに行動できる。
逆もやる。
「内憂外患、静観することも必要」とあると、そういうときもあるか、と従う。
無論、気分で誕生月を換えて、読んで選ぶ。
内憂外患とは、家庭でもその外でもという意であろうが、ウツ人にはさにもあらず。
自分のメンタルに配慮して、登り調子でも静養することは必要だ、というときもあるからだ。
「内憂外患・・」みたいな占いの字面が目に入るのは、無意識に静養が必要だ、ということだ。
無意識というのを意識はできないが、なぜかソレが気になったんだ、くらいの認識で十分。
車の運転になれると、実に変なタイミングでアクセルとブレーキを踏み誤る。
無意識を完全に無視しているとそういうことになる。
ウツ人に限らず、メンタルに個性のある方にはもっと自分を大切にして欲しいのだ。
たとえば
『こういうヒトは関わりたくないけれど、仕事だし上司だし』って感じるとする。
医師なんかは言う。
「そういう苦手なヒトたちを上手くかわすことが、あなたの課題ですね」
課題じゃねぇ!できるもんならやっている!
あんた他人ごとだろ?完全に。
苦手なヒトは自分とは合わない星回りなのだ。
占い以前に嫌いなものは嫌いで、好きになるとか上手く合わせることなどできんのだ。
『ウンコを食べられるようになれば社会でも十分に適応できます。』
そう言われたら、いっちょ喰ってやろう!って・・・ならないしょ?
嫌いなモノはなるべく避ける。ウツ人に限らずストレスを遠ざけることこそ処世術だ。
そして、処世の中では医師もヒトだ。
占いのように毎日毎秒気分でモノを言っている、くらいに考える。
占いにしてしまえ。
上司や医師を、その日の嫌な占いに重ねてしまえばいいのだ。
「異性と衝突」とか「身近で問題が」とか、占いは深い示唆(曖昧な脅し)に富むから解釈など自由だ。
どこをどの部分信じようが、丸ごと認めようが、切り捨て切り上げようが、勝手である。
 
 
イメージ 1
 
もっとバラしてしまえば、精神科というのは長く医学ではなかった。
メンタルの疾患は呪術の範ちゅうであり、その意味では最古の医学でもある。
文明の発症と、精神疾患の誕生は同時なのだ。
妙なことを言ってみたり、暴れたり、落ち込みが長かったりすると呪術者が呼ばれて来る。
 
1 患者を座らせてリラックスさせてから呪文を唱える。
2 治療?後には、カラスの羽やら木の根っこを煎じたモノだとかの薬をくれる。
3 そしてしまいには薬で眠らせてしまうのだ。
4 ラチがあかないときは、村の外れの「神聖なる神と悪魔の森」に置いてくるのだ。
 
これは医学ではない?そうだろうか。
1 カウンセリング
2 普段の薬の処方
3 眠れないとき、不安なときの頓服の処方
4 入院措置、閉鎖への措置
見事に対応している気がするのだ。
 
呪術を信じてはいないが、擁護すると・・古来からの呪術者は人徳者で会話に長けていた。
だから皆が相談に来るし、頼るのだ。
なんとかしてやりたいから、魔女もビックリの薬を作るし、禁断の森へ出入りもする。
呪術がいかんのなら、精神医学などもっといかんのだ。
 
『なに?やる気が出ない?説明できないけど何かおかしい?フーム・・』
『では、この薬を飲んで様子を見なさい』
 
患者は暫く飲んでみるが、何だか良い気分になった気がする。
無意識を意識してきたのだ。
 
『フーン、アレが効いたか?どうじゃ?もちっと出すか?』
『え?そんなには出せんよ・・』
 
こういうのが非合法であったりする。
チャゲ&ホニャララはこうやっていなくなる。
ヤーヤー寂しい限りである。
芸術家には神がかった言葉をいう猛者がいるが、もっともである。
「神と語らう薬」を服用しているだけだからだ。
ミケランジェロは言ったらしい。
『私は石を彫るのではない!石の中のヒトを救うのだ』
かなり重度の薬物依存である。
日本を代表するゴシップミュージシャンも言っていた。
『曲は一瞬のイメージで完成されます・・それを曲におこすのが面倒です・・』
きっと純度は高いが、持続性のない薬物であり、金もさぞかかったろうと思う。
 
天然といい、電波系といい、不思議ちゃんという。
あの手の人間は、おそらく脳内できっちりモルヒネを作っているんだと思う。
脳をだましているのだ。
脳は使い方によっては、モルヒネより何十倍も強い快楽ドラッグを出してくれる。
占いも同じ。
自分をだますか、占いごときにだまされるか。
どちらか気持ちの良い方を選べばいいのだ。
 
ボクは占い好きによく付き合わされ、○の母とかに通った。
恋愛では外れない!という「母」のところに行った。
すんごい不細工な母だった。
暗がりであんなに不細工なのだから、日の高い街中で見たら吐いたと思う。
 
母は言った。
 
『あなたはどんな恋をしても、それが叶うことはない!』
 
ボクは言った。
 
「あなたは不細工だからそうやって妬んでいればいいけど、ボクは好きな人とはお近づきになりたい」
 
ボクと友人はやんわりと出入り禁止になった。
友人は、せっかく予約して並んだのに、とんだとばっちりだと怒っていた。