理系
全国に学力差と云うばらつきがあるとまずいのだろうか。
ばらついていなくて、一定の偏差に収まる方がまずいと思う。
京阪神では人口が集中するから、絶対数が膨大になる。
一定のサンプルを撮るにしても、元々の質が良いのだから仕方がない。
言いたくないが、人口が多ければ、極端な落ちこぼれは統計的に無視される。
極端に悪くても、統計でゼロ扱いなのだ。
国語の読解力や、数学での応用力は、結局は暗記力に頼る。
漢字しかり、公式しかり。
少数での授業や、本を読むドリルをさせるといった、伝統の方式で点は上がる。
が、ここで差は生まれにくい。
皆で、判っても平均点があがるだけ。
だから、長文や応用問題で差が出る。
差を出すためにそういう問題を入れる。
すると、差が歴然とする。
本を書かせるとか、図形の問題を創らせる、あるいは実験を主とするといった授業だ。
だから「え?うちの県は優秀なの?」となる。
そんなに優秀ではないから安心してほしい。
テスト前だから・・と学習ボランティアを増やされても困る。
基礎学力とは、残念だが本人の問題だ。
読めない文章がある。
解けない数学の問題がある。
そこで悔しくて調べるか、調べ尽くして更に別の分野を憶えるか。
大抵は、逃げる。
それでも一向に構わないと思う。
ただ、大人になって、自分が逃げた分野の悪口は言わないで欲しい。
数学が・・物理が・・・そうやって「文系」は出来ていく。
世の中には、理系と非理系しか存在しない。
芸術とかいう分野があるが、あれは理系だ。
理詰めで表現しえないから、色んな手法を採るだけだ。
理系というと、変わり者だと言われるが、あれは非理系が多すぎるからこその嫉妬だ。
ボクは理系だが、理系科目がとんとできない。
方程式などの代数や幾何が、見事に微積分に集約されることを知ったのは最近だ。
昨年の今頃は数学漬けだった。
ただの趣味でそうだった。
黄金比を眺めてはすげぇ・・と呟いていた。
人形の比率に生かそうと狙っていたが、やってみると奇妙な違和感が生まれた。
不自然さがない、という不自然さだ。
○○螺旋の名で、種々の比率が出ているが、満足できる自然さは大抵ない。
オウムガイだtかカタツムリの螺旋も、どこかで数学とは異なる誤差が出るらしい。
神秘的なものほど、数学上は美しくない。
完璧に美しくあろうとすると、生命が拒むらしい。
その辺りに、神様の存在を感じる。
その神様は、美術は2か3だろう。
完全な美人が持つ近寄りがたさとは、つまりは不自然さがない醜怪さだろう。
「AKBの誰それはニンニク鼻だ!」などとよく罵られているが・・。
道理だ。
そこにニンニクを張り付けたからこそ、彼女は美しいのだ。
整形して鼻筋を通してみろ。
そこらへんの美人と同じになってしまう。
ヲタクの論理。
純粋理系では判るまい。