ダイエットのウソ
ボクはダイエットをしたことがない。
女性なら、自慢になるのだろうか。
女性誌は喧しい。
春は薄着になるからダイエット。
夏になると肌の露出が増え、水着になるからダイエット。
秋や冬でも、かさつく肌に加えて、全身のケアとダイエット。
冬は、食べすぎるからカロリーコントロールと称して、ダイエットに持っていく。
商業主義、ご苦労様。
男性誌での、「勃起力・パワーみなぎる」系の広告とか、出会い系のアレと同じ広告だ。
ダイエットは痩せることとイコールではない。
一日の必要摂取量と消費エネルギーが、等価かどうかがダイエットの根幹となる。
想像して欲しい。
頭を使い、気を使い、仕事が終わるとぐったり。
夜は遅く、朝は早い、睡眠をを削り、運動など通勤だけで十分だ。
そういうひとがダイエットをすると、エネルギーの代謝自体が悪くなる。
女性は肌が荒れ、男性は毛が抜ける。つまり、ホルモンバランスが崩れる。
残念なのは、バランスが崩れると、どうしても太るのだ。
必要なエネルギーの不足。
神経の正常なバランスが崩れると、エネルギーが行き場を失い、適当に脂肪を捨てる。
変な太り方、気になる処だけ太るのはそういうことだ。
どうすれないいのか。
しっかりタイミング良く食べて、眠る時間を確保することだ。
朝食は米を食べる。
昼ご飯は、腹が減ったら食べる。
１０時でも１３時でも、減ったら食べる。
接客中やサービスで対面中以外は、食事に優先するような仕事はないはずだ。
腹が減った時間に、タイミングを離さずに食事を摂る。
仕事のある平日に運動など考えなくて良いのだ。
ジム？散歩？ヨガ？
そんなものは「健康のためには早死にも辞さぬ宗教」の方々に任せておけばいい。
一日に２０００キロカロリーは必要なのだ。
普通に頭を使って考えていれば、１０００はすぐに消費する。
ジムの方々は、おそらく、余計には頭を使わないのだろう。
「イスラムのアレ？怖いよね～関係なくてよかった」とか思っているだろう。
将来設計は自分が主役で、墓を買ったら終わりだと思っているだろう。
子孫や遠い未来のことなど考えたこともなく、子供からしていないかも知れない。
それでは、１０万歩歩いても、１０キロ走っても、仕方がない。
前にも書いたが、ダイエットとはウソである。
ウソというのは、真実であるが、事実ではないからだ。
「ダイエットすれば痩せる」というのは、美容や医療の統計上の「真実」である。
しかし、事実とは違う。
自分を制御するのは「脳」であり、他人の指示ではない。
自分が、自分に対して、どう評価しているか。
痩せている方だと思っているか、太っていると思っているか。
脳が判断する「事実」が、全てのバランスを制御するのだ。
ウツ人なら、とかく判断が偏る。
自分が嫌いで、消したいと願っている。
生きるためだけに動いている脳からすれば、バランスはとりにくい。
特に変わりはないのに、痩せたりする。
もう駄目だ、と思うと太ったりする。
一般人なら、もっと制御は可能である。
脳に危機感を教えてやればいいのだ。
自分はだめだ！食べた分すら消費していないデブだ！
そう考えている方は少ない。
本当に、意外に、少ないのだ！
「自分を客観視してとことん評価する」ということから大抵は逃げている。
自分を深く見直せ、などと言うと、宗教か？と思って、思考を停止させてしまう。
停止した思考からは、自分に厳しい生き方は決して出てこない。
どこかで妄想し夢想する。
「まだ自分よりデブがいる。自分は中の中だ」などと夢を見て、まだ菓子を食べる。
『私は歳よりは若く見える。同級生なんかおばあさんみたいだ』と呟き、安心して酒を飲む。
自分のミスや努力不足を、他人のせいにして、脳を甘やかしている。
酷いときは、政治や社会のせいにする。
外国に難癖をつけてヘイトスピーチ！・・救いようもないアホだ。
そういうのに限って、見た目が偏る。
腹だけが太ったうすらハゲ男。
化粧をした爬虫類のような女。
自分こそ正義で、自分は正しいという、脳の粛清を強行している。
外見を見る限り、最悪なホルモンバランスになっているのだろう。
脳を醒まさぬ限り、どうダイエットしようが、泥沼に石を投げているだけだ。
ウツ人は、まずダイエットは必要ない。
脳と神経の流れが正常でないのだ。
他人と比較したり、過去の自分を振り返っているうちは、変化は望まぬ方が良い。
全て受け入れることと、捨て去ることは似ている。
捨てるところから始まることがある。
ダイエットというのは言葉のウソだ。
しぼるべきは、自分の妄想・自分の常識。
