原理主義

イスラムばかりが悪いわけではない。

原理主義が偏狭なのだ。

宗教に違いで生まれた偏見は、決して埋まらない。
イスラム圏の国家全てが悪くはないが、急進的な宗派となると、どうしても犠牲を美化して大きくなっていくのだ。

今後はドイツやフランスが経済制裁をはじめ、具体的な制裁に入るだろう。
アメリカも加わりたいだろうが、選挙でそれどころではない。

あのオバマさんが、次は野党になるのだ。

正常な二大政党制とは恐ろしい。

だから、同盟を称する日本も、自衛隊も動かせず、後手後手だったわけだ。
マスコミが言うほど、外務省や情報関係の部署は、アホではない。
むしろ一流の機関だ。
それでも独自には動けないのだ。
民主主義では、そういうことになっている。
じれったいが、マスコミの煽る、お涙に隠れた暴力思想よりは遥かにましだ。
国民が勝手に乗り込んだり、国内のムスリムを排斥したり、そういう自由はない方が良い。

国民二人が殺された。

なんということだ。
それを今後の政治的なカードにしていくしか政府の手段はないのだ。
どう罵られようと、犠牲者を旗印にして戦争に進むよりはましだ。

ボクは愛国心とか、そういうのは嫌いだが、
自分の国を愛せないかと言えば違う。
なんとなく奥ゆかしくて優しくて、恥ずかしがりで残酷な国民。
謙譲の美徳なんていう作法がまだ生きている。
日本で良かった。
そう思うことが多々ある。

ヘイトスピーチなんか止めれば良い。
殺されても文句を言えないのが、言論で公論だ。
背中から刺された時には遅いのだ。
日本人には、日本原理主義を演じる度胸はない。

我が家には、小さい男子がいる。

おもちゃを買ってもらえないと、暴言を吐き、暴れる。

どうにもしてもらえないと判ると、暴挙にでる。

アイスを食べておきながら、チョコを要求する。

自分のお小遣いは、あるのにないと言い張る。

子供のお金を使ったら、神様が罰を当てるとのたまう。

自らが正義で、他は悪。

原理主義なんて、大小あれどその程度だ。

その程度だから、一方では聖戦と言い、一方はテロを許すなとなる。

正義ＶＳ正義

どんなに、無辜の民衆が死んでも、終わりはないのだ。

勝敗自体がないのだ。

しかし、見過ごせない。

そこに人間らしさの欠片を感じる。

負けるなよ、日本政府。