高校のレベル

ボランティアの教え子、一通りの結果が出た。
結果は合格しかない。
私立併願や二次募集もあるので、受け皿は広い。
有難いことだ。
これで僻地だと、不合格が中卒の烙印となる。
受け皿がないからだ。
都市部でも、親の経済次第で、格差が出る。
仕方ないのだ。

親が教えられなくて、それ以上となると金がかかる。塾でも練度で差は出る。
子供が、自ら学ばない限り、それ以上は望めない。
ボクは、自分の子供には知る限りは教える。

躾も勉強も教育で、親の義務だ。
それでも判らない個所は自分で調べさせる。
結果は、教えてもらう。
親が勉強しないと、子はその背中すら見ない。
「なんで出来が悪いんだろう・・」
お前の子だ。仕方ない。
残酷だが、遺伝子で８割は決まるのだ。

教え子の両親から、感謝のメールが幾つか来た。
北に入れるとは夢にも・・。
基礎はあるのだ。
子供を信じてやれ。
親が信じなくて、誰を頼るのか。
北か。
旭川では上位だが、全国ではB～Cランク。
札幌南でもBである。
函館ラサールでも特進でA。
帯広は柏陽を入れてもBが高止まり。
全国のBは広く、Aは更に広い。
別格でSと云うのもあるが、私が知る限り、
開成や灘、湘南くらいしか知己が居ない。
北海道だと、釧路湖陵の理数あたりか。
否、湖陵でもAだった・・。
Sでも１００校を軽く超えるのだ。

東大や京大の研究職には、人材は足りないのだ。

高度成長が嘘になって久しい。

これからは、ひらめく秀才・考える天才が幾らでも望まれるのだ。

別の子がトップ校を押しつけられ、合否は暗かった。本人は中間あたりの自由な校風を望んだ。
そんなところを受けたとは、担任はおろか、私も知らない。
凹んだのは親。
あんた、何様だ。
トンビが鷹を生む、というのはあり得ない。
奇跡よりも偶然値は高い。
だから、ことわざになっているのだ。

まずは、皆、おめでとう。
お祝いは、図書券かタバコだ。

ちなみにAで偏差値66～71、Bで60～65。

Sは72～となる。

上限はない。

下はきりがない、と言われる。

実は上もきりがない。

だから、面白い。