ウツ人の父と3兄弟
MRIの結果、半月板断裂と普通はない膜が見つかった。
「手術してもいいし、ま、たまに痛むだろうけど大丈夫でしょう」
「手術となると、注射しますか?」
「へ?しますよ」
「じゃ、いいです。注射する位なら、痛いのがいいです」
父がかつて「アタタタ!」と放った愛の鉄拳を越える痛みはないからだ。
「手術してもいいし、ま、たまに痛むだろうけど大丈夫でしょう」
「手術となると、注射しますか?」
「へ?しますよ」
「じゃ、いいです。注射する位なら、痛いのがいいです」
注射は嫌だ
ボクは痛みに結構鈍感だ。父がかつて「アタタタ!」と放った愛の鉄拳を越える痛みはないからだ。
3兄弟で議論になり、代表で聞いたことがある。
「お母さん、何でお父さんを選んで結婚したの?」
母は、ややしばらく考え答えた。
「お母さん、何でお父さんを選んで結婚したの?」
母は、ややしばらく考え答えた。
「力持ちだったから」
絶句したボクは結果報告をした。「原始人か!何だその理由は!」
「石投げて、ここまで俺の土地だ、ウガガァの世界だ」
「巨木持ち上げて、ウガガァこれで嫁は決まったの世界だ」
本当に父は力持ちなのか?TVで「リンゴを握りつぶす超人」を見た弟がせがんだ。
「ホラ、指が少しくい込むだけだよ・・・」が、次の瞬間、まだ少し青かったリンゴは画像参照。
父は調子に乗ってもう一個食べられなくし、母に叱られ「俺は悪くね!」と言っていた。
「ホラ、指が少しくい込むだけだよ・・・」が、次の瞬間、まだ少し青かったリンゴは画像参照。
「お父さん超人だ!95万パワーだ!」
何が怖いって、父は理系の技術屋でインテリで、スポーツしてるの見たことない。父は調子に乗ってもう一個食べられなくし、母に叱られ「俺は悪くね!」と言っていた。
さらに、ボクも弟も学校で教わり、試しあい、本にも載っている常識に出会った。
「卵は、ヨコからは弱いが、タテからの力には、相当強い」である。
何百キロいや何トンにもたえる、というのだ。弟は、またせがんだ。
父の親指と人差し指がタテの卵をつかむ。割れないはずだ。が、父が軽く「う」と言い、画像参照。
3兄弟は言葉を失い、誰からともなく二階の一室にとじこもり、錯乱した。
「卵は、ヨコからは弱いが、タテからの力には、相当強い」である。
何百キロいや何トンにもたえる、というのだ。弟は、またせがんだ。
父の親指と人差し指がタテの卵をつかむ。割れないはずだ。が、父が軽く「う」と言い、画像参照。
3兄弟は言葉を失い、誰からともなく二階の一室にとじこもり、錯乱した。
「割れた!?私の常識は正確なはずだ!」
「はかったなシャア!!!」
「サンバルカンよりお父さん一人の方が・・・?」
「はらたいらに全部ぅ!!」
皆、うすうすは感じていたが、そこまでとは!せがんだ弟は「自らの行為に恐怖した」。
「どうしよう、もう誰も勝てないぞ!」「ウルトラマン!」「3分じゃダメだろう」
「ドラえもん!」「なんか出す前に爆発だ」「ウォーズマン!ケンシロウ!」
「どうしよう、もう誰も勝てないぞ!」「ウルトラマン!」「3分じゃダメだろう」
「ドラえもん!」「なんか出す前に爆発だ」「ウォーズマン!ケンシロウ!」
「みんな実在しな~い!!」
そんなこんなで皆、反抗期すら潰されていったのだ。メランコリー親和的性格って、
案外こんな些細な「感情の抑圧」が蓄積していったのかも知れない。
ちなみに、コレ読んでる(見てる)人いるのかな?
笑ってるのかな?・・・ボク笑えないよ・・・。
案外こんな些細な「感情の抑圧」が蓄積していったのかも知れない。
ちなみに、コレ読んでる(見てる)人いるのかな?
笑ってるのかな?・・・ボク笑えないよ・・・。
余談だが、義父は、一人で家一軒を壊した。そのうちそんな話にもなるでしょう。