サンタのおじさん
ま、軽くね軽く・・ってボク的には軽くないんだけどね。
ボクは「サンタさん」信じてたわけですよ。
かなり高学年になっても、信じてたわけですよ。
かなり高学年になっても、信じてたわけですよ。
友人は笑いましたよ。
『サンタぁ?まだ信じてんの!?いないって!』
「絶対か?絶対なんてないぞ!見たのか?サンタ?え?コラァ!?」
ってな具合で、なんか信じたかったんでしょうなぁ・・。
弟達も疑いだしましたよ、すぐにね。
質問も「矢継ぎ早」ですよ!
質問も「矢継ぎ早」ですよ!
『お兄ちゃん!サンタって北欧にいるんじゃないの?』
「そうだ!」
『何で「そごう」で買い物してくんだよ!?』
(わ!包装紙がモロ!苦しいなぁ・・が信じさせるぜ・・)
「サンタ1人でな?地球全部、一夜で周れると思ってんのか?」
『そ、それも大変だよね?』
「だろ?サンタも組合みたいのがあってさ・・」
「最後まで聞け!各国に支部があんだよ・・そんで日本のサンタは・・」
『そごう、で買うのかぁ』
「まぁ色々なトコでな?買ってもらえないモノもあるし・・」
『何で?サンタは何でもくれるんじゃないの?』
「サンタだって、お前、世界中の子供にだよ?・・きついでしょ?」
『何が?きついの・・?』
『サンタは大金持ちっ・・ていうか、魔法でオモチャ出すんでしょ?』
「そんな馬鹿げた話があるか?え?サンタだって買ってんだよ!」
『定価で?』
『ナニ!?』
「いや、とにかくな!高い物だと、くれない可能性が高いけどサンタも買うの!」
『それで、もらえない子もいるんだぁ・・』
「そう!きっと・・家とか遊園地とか、えげつないモノを欲しがっちゃダメ!」
それから、数年・・援護できない「サンタの事実」が出ちゃった・・。
『お兄ちゃん!この手紙は絶対におかしい!?』
「うっ・・・・ぐ・・・」
『「お」が消してある!「お父さん」って書こうとしたんだ!』
「サ、サンタは何でも知ってんだよ・・父さんじゃないよ・・」
『でもパックマンがないってどういう事!? サンタ、約束破り?』
『じゃ、パックマンを代わりにもらった子がいるってこと!?』
「そう・・我慢できるな?・・ドンキーコングで・・」
『・・うん・・』
そこに別の弟が登場して、ステレオで叫ぶ!!
(憎むべしサンタ・・なんという初歩的なミス)
中学に入った頃、父さんが聞いてきた・・。
『オイ、弟達の欲しいもの・・知らないか?クリスマスだろ?』
「知らないよ・・サンタなら知ってんじゃないの?」
『な?知ってたら教えろ?高いものだったら、上手く抑えてな?』
が・・由来やなんやら知ってる今でも、
「サンタはいるんじゃないか?」って思いたい・・。
「サンタはいるんじゃないか?」って思いたい・・。
ボクはそういうとこで、バカでありたい・・。