MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

ジーパン

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デニムとか言うらしいが・・
確かに経(たて)糸か緯(よこ)糸かで違うが・・

ジーパンはジーパンだ!


というわけで、独り愚痴る。


一本しかない「きれいなジーパン」がなくなったのだ!

ボクは物のもちがいい?のか10~20年選手の服達が沢山いる。
ジーパンは新品を大抵、セールとかB級とかサンプルで買っていた。

ジーパンはいい!
穿けば穿くほど「持ち主の身体を憶える」モンなのだ!
今いる・・(傍目には、縫い跡だらけのボロボロ)精鋭も、脚を通しただけで・・


シューッ!ザッザッ!ヴィーン・・ヴィシィッ!



と、何も苦労しなくても「収まって」くれるのだ!

が、10~20年選手ともなると・・続投がきかない。
毎日穿くと・・「崩れて」いくのだ。(破れる・・のではない)

自然、妻(結婚前から)に頼んで縫ってもらうことになる。

最近は・・
『そこは、もう縫えない』とか
『あて布の方が厚い』やら・・『モモのトコがTシャツより薄い』
などと言われ・・・とどめに・・・


『何でチン○の周りまで、こんなに破れんだぁ!?』



と言われ・・た。
(確かにチン○回りも縫い跡で白く目立ち・・)


ボクのお住まいはココでーす!


と、見えなくもない。

話がそれた・・。



一本しかない「きれいなジーパン」がなくなって探した。

妻があっけなく見つけてくれた・・(やっぱ女ってすごい)。

2年前か・・?古着屋で試着して「ピタッ」ときたものだ。
古着屋は楽しい。
「色やデザイン・サイズ」と「自分の身体」がピタッとくることは少ない。
だから若干のオーバーとかは大目に見る。
(が、値段は自分で勝手に決めて「高い」と思えば買わない)

何で「ボロジーパン」を○万円も出して買うのか?不可解・・・。
最近やっと、ジーパン屋を覗く機会があったが「ダメージ加工」?・・・。

もっと話がそれた・・。




一本しかない「きれいなジーパン」は祖母のために買った気がする。

ボクが・・見舞いというか顔を見せるたび・・
『そんなボロ穿くなよぉ・・新しいの買えよぉ・・?』
と、よく小遣いをくれたものだ。

それでも「ボロジーパン」のボクを見て妻(彼女当時から)にも
『○ちゃん・・選んでやってくれよぉ・・みっともなくってよぉ・・』
『○は暗ぇから・・そんなボロ穿いてると・・もっと情けなく見えるべぇ・・?』
と妻にも小遣いをくれていた。

妻は『2人でなんか買えよ?』とくれた小遣いを、ずっと貯め続け
祖母のために何かに、いつか使おう・・と考えていたことを最近知った。

ボクは・・
ボロじゃない・・「一本しかないジーパン」を祖母に見せられたのかなぁ・・?

祖母はボクの闘病中に・・逝った。
祖母は、もっともっと闘病中だった。

・・ボクら夫婦の子を見せに行った・・その月に逝った。


一本しかない「きれいなジーパン」は、穿く機会を失い・・
だから、見つけられなくて・・ボクは軽いパニックを起こしたのかもしれない。


もう、すぐに雪が降るだろう・・。
一本しかない「きれいなジーパン」は、なお穿かないだろう。