アウシュビッツ

今日は「みぞれ」っぽい雨だった（今は雪）。

帰宅すると全てが湿気て見えて・・
「防水スプレー」を玄関の靴や、上着や、長靴や・・
とにかくかけまくった。

スプレーの説明書きを見る

（あ、・・革やゴムはダメか・・？）

（どうしよう・・革靴・・しっとりだよ・・）

何か息苦しくなってきた・・
スプレーが充満した・・
（換気しなくちゃ・・でも・・寒い！・・やめ！）

居間に戻り・・思い出す。

（そうだ、妻の普段履きのスニーカーは革じゃないだろ・・？）
（親切なトコ見せ付けよう・・）

ニヤつきながら玄関に戻った。

スプレーでシューっとかなり長くやった・・。

（ん？こんなスプレーだったか・・？）

（あ、「網戸に虫来ない」だ！？）

変なにおいは・・倍化し・・妻が大声で言っている・・。
（ヤバイ・・ガス室にしたの・・ばれたか・・・？）

『ちょっと！何のにおい・・！？換気！窓開けて、早く！』

娘の背では「もろ」だったらしく・・ケホケホむせて・・泣き顔だ・・。

とりあえず「高い高い」をし続けた。
すぐ、手と腰がもたなくなった・・。

娘は事態がわからず泣く・・。
（高い高い・・は・・火に油だったか？）

妻は冷静に換気を終えていた。

ボクは、まだ娘をブラブラさせながら言った。

「スニーカーにさ・・網戸に・・その・・」

（言い終わらないのに！わかったらしかった・・）

『この、おバカ！どういう間違い？・・まったく・・』

ほめられなかった・・。

今日は、隣町の図書館（妻は読書家）に行ったのだが・・ソレも・ぱぁだねぇ・・。