MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

ミャンマーで亡くなったプロへ

ミャンマーで、現地のフリーカメラマンが射殺された。


ご愁傷様です


と言いたいところが・・





良かったなぁ!?プロとしてプロらしく死ねて!



と褒めてあげたい。

『なんて不謹慎!非常識!』と思うなら、以下は読まなくて結構です。




まず、政情不安の地になんて「一般常識」では行かない!
でも現地の写真・映像は欲しい!そんな卑怯なマスコミが多い(って言うかほとんどか)。
それで『じゃ、ウチの社のカメラマンを・・』
とはいかない!

社内から危険なトコへ派遣する。
それで「万が一」のことがあったとする。
「このクニ」では信用ガタ落ちになるだろう。

そこで使いやすいのが「フリー(半契約)」となる。
「万が一」の場合にも自分の会社にはあまり影響が無い。
ベテランフリーともなると、語学も堪能で交渉もできるから、言い値で雇われることも多い・・。


今回は「万が一」、いや政情からすれば「十に一」が起こったわけだ。

それを承知で現地に行ったわけだ。
「日本人が射殺!?」とか「後ろから撃たれた!」とか人道や道徳を説いたところで


ソレは戦場では当たり前以前のコトなんだ


日本政府は「断固として抗議」するそうだ。
ミャンマーの軍事活動を停止させろとか、治安の正常化とか言う気らしい。

ソレは無理だよ・・?・・姑息だよ?
「プロのプロたる死」を政治家のアピールに使われちゃたまんないよなぁ。
死んでも死に切れないよなぁ。

ボクは臆病だから政情不安のところへなんて行けないし、
自身が行くとなったら離婚して、戸籍抜いていくだろう。

今回の一件で「雇い主」まで現地に行くらしい。


『彼が最後まで持っていたカメラの中身が・・』


と言っていた。

卑怯な本音が出たわけか・・。
「ヒトの死」より「死ぬ直前の映像」かい・・?
そりゃ放映権だけで○○だろうね?


ボクは「同じ日本人だから」という視線でヒトの死を悼みたくない。

ボクは「死ぬべきとき・場所」なんて・・今はもっていない。

ただ、「プロが死ぬべきとき・場所で死んだ」ということがうらやましく思う。