飛行船～学校教育のいう社会とは？～

小学校までは社会が大好きだった。
外に行って、「実社会」を見学することが多かった。
でも、何となく社会見学しか覚えていない。

ボクは小学校で既に、部落とか不良とか政治の仕組みとか、肌で感じてた。

一生、国会や内閣、官僚組織なんて知るもんか！？

そう思っていた。
実社会から、しいたげられた子どもたち。
実社会から、はじき出された大人たち。
社会って言うのはそういうものを肌で感じて行くものだと思っていた。

さて、ゆとり教育をやめて、また「詰め込み」に戻すらしい・・。
先生達の負担を考えろ！？遠心力は「現場」に一番かかるんだよ！？
わかってんのか文教族！？
そんなことしたら「格差」なんて表現じゃ間に合わなくなるぞ！
学校に行ってなくても天才はいるし、塾に幾つもかよって東大に言ってもバカはバカだ！
このクニの子どもたちの未来を「たかが勉強」、「たかが手前らのメンツ」でつぶすんじゃねぇ！

ナニ、がたついてんじゃい！文科省！ヒトを数字で判断する奴ら・・

社会なんて曖昧な表現だから教科としておくからいかん。

「道徳」なんて学ぶモンじゃないだろう！？自分の肌でぇ！

おっと、休憩・・。

ボクは中学で本格的に「教科としての社会」を知り愕然とした。
奇麗事のさらに上澄みの奇麗事を学べというのか・・。

社会と道徳などくっつけてしまえ！

ホームレスを教師にしろ！？

教科書を捨てろ！マチへ出ろ！

（寺山修司氏の書名をアレンジ・・）

塾通いの今の子供たちが・・実社会を知らない格差を知らない子供たちが大人になってこのクニを動かすか？

フルタチさんが「アダルトチルドレン」の用法を間違えて指摘されたらしい。
確かに真の意味としては「トラウマにより社会に適応できない大人」だ・・。

が、あえて言わせてもらおう。

今は、ガキが大人になった社会だろうがぁ！！

あだるとチルドレン・・その遣い方でいいじゃねーか？
言葉に二つも三つも意味があるなんて外国じゃ常識・・。
そんな言葉尻をすくう実社会だからバカなんだよ！？

今までジェットで成長してきた日本の教育。
一度はゆっくり「飛行船」になった。

があ、慌てたクニは飛行船に「火をつける」気らしい・・。

爆発したって・・いや、するよ・・！？

そのことを考えてやっているのかな？
船長はいないんだろう？船室に「妙な偉い人」ばかりいて、一般人はつかまってるのが精一杯の飛行船。
「ゆとり」のときみたいに、「暫定税率」みたいに「何となく」じゃぁすまないよね・・？