JO達とはしゃいでいたころ・・本当に楽しかった。
明日の、いや一分後の命さえ判らなかったくせに、楽しかった。
ただ夜が怖かった。
月を見ると「あのままで朝は来ないんじゃないか」って本気で思った。
どこに隠れても、目を閉じても、「月」は見てやがるんだ。
そして朝が来て、太陽が空を明るくして、あぁ生きていたって思うんだ。
でも、逆の空で「月」はまだ見ているんだ。
今の月は、あの同じ月なのか?って時々怖くなるんだ。
明るくても暗くても、ソレは月には無関係だ。
あいつは、いつも半笑いで見ていやがるんだ。
顔で語る無言の月