娘には好きな男の子がいる。
メグミくんという色男である。
親はお医者さんであるらしい。
娘は最近「両思い」らしく、お弁当も一緒に食べてくる。
娘がつぶやいた。
『メグミくん、引越ししていなくなっちゃうんの・・・』
「どこさ?会いに行けばいいしょ?」
お父さんが転勤で行くらしい。教授?は大変だ。
娘は気持ち、元気がない。
言葉はませてはいるが、気持ちはまだ子供。
それだけに純粋にすごく悲しいんだと思う。
ボクは幼稚園で好きな子はいなかった。
ボクを好きな男の子はいた。
ごついので、お断りした記憶がかすかにある。