MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

仮面ライダー龍騎と心理学

平成ライダーの禁句、失礼、金字塔の龍騎です。

ハリウッド?が急ピッチで製作してるらしい

から、(ドラゴンボールのように原型がなくならない)今のうちに見ておこう。
コレはライダー13人!がライダー同士が闘う!というテーマなわけです。
ミラーワールドという鏡の中のような擬似世界で闘うわけです。
勝ち残ったら「望みが叶う」ため、皆必死に戦うわけです。


と言いながら、皆、自分と闘うわけです



最大でも52話のなかに詰め込めずに、映画やTV特別版でもやったわけです。
えーと、どっから手をつけるかな・・。
とりあえず、ドレが好きか?どのライダーが自分に近いか?ってな感じでいいっしょ?

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はい13人、ドン!

左からいきます。

1人目「(仮面ライダー龍騎・龍モンスターと契約・赤」

OREジャーナルっていうインチキ臭いとこの、バイトくさい記者。
説明、後に回す。

2人目「ナイト・コウモリと契約・青(紺)」

見た目第一、第一印象第一。なんとなく恰好良いがワルっぽい、そして近づきがたい。
そう、女子中学生あたりが憧れる「勉強も出来てスタイルも良いが、タバコ吸ってそう」
というイメージをゴリ押しした感じ。私服はオールレザー(黒)で今時ロングのコート。
劇中の私生活はナゾ(あえて)。恋人が仮死状態で永い眠りから醒ますため「ナイトが闘う」わけ!
もう男でもコロリな設定です。ライダーにアメリカンタイプのバイクも斬新(松田さんは乗れない)。
ただ、恋人のために!という望みは、突き詰めると倒錯した自己愛として十分なわけで、
物語の中でも、自己犠牲に滅びの美学を感じてしまう一面もあり。ナルシスの変貌・・。
○が好きだ、というのではなく実は、○を好きだという一途な自分が好きなだけ。ナルシスの変貌。
劇中の秋山蓮(レン)というありそうな名前で「蓮」という男の子が増えたのもホントだそうです。


お察しの通り、龍騎とナイトが主役なワケです。
『でも全然、仮面ライダーっぽくない!』
その通り。でも、イケメンならいいんでしょ?
今、持ってくるから。

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どん!写真集!
右が龍騎(須賀さん)で左がナイト(松田さん)。
同人誌では当然2人の「からみ」になります。


3人目「ゾルダ・巨人(ロボ)と契約・緑」

契約モンスターが「巨大ロボ」で重火器が武器。ゾルダ単体でも対戦車砲ぐらいのを持って撃ちまくる。
『卑怯じゃん!そんなの!』そう、変身前は弁護士でイケメン(モデルの涼平さん189センチ)
で外車乗っていて、もっと卑怯です。お手伝いが吾郎ちゃん(イケメンでモデルばり)で、
同人誌では当然2人の「からみ」になります。
完璧主義の具現です。行き過ぎは行き過ぎなわけです。辿り着くところは自己破壊。
ゾルダは、権謀術数で語られますが、詰まるトコ自己破壊を望んでいるわけです。
龍騎やナイトに仲間意識を持ちながら「自分が不治の病」であることは語らず、
ソレを治したいという望みも語らず、静かに死を待つ。理由は深そうです。
賢者語らずして、その生を全うす。地で行けるヒトも少ないと思います。


4人目「王蛇・蛇と契約・青紫」

快楽殺人者として設定されていますが、孤独が孤独を呼ぶ男なだけです。
全国手配されながら狡猾に逃げ回り、ライダーを楽しむ。主人公達は、そんな王蛇を憎む。
憎まれれば憎まれるだけ引き立ってしまう。そして孤独になってしまう。
憎まれ顔を選べば良いのに「Vシネマのベテランイケメン(萩野崇さん)」を採用してしまった。
さぁ大変。若いのに混じって、ヤクザもんでマジに切れるってのはなぁ!という演技を見せつけた。
日曜の朝は子どもよりお母さんが真剣。敵も殺してないのに、お母さんが目で殺された。
物語では大した望みもないが、強さは一級品。ガイとライアを倒し、更にその契約モンスターとも
三重に契約してしまう・・。懐の深さと計算のなさ。知的なんだけど状況から余裕がもてない。
先なんか見ていない。今さえ生きられれば良い。限界を楽しむ、といったトコです。
「あのヒト悪いんだけど、だけど好きなの」ってなイメージを日曜の朝にまで持ち込んだ影の主役。


5人目「シザースカニと契約・金」

劇中では3話ぐらいで死んでしまう、勿体無いぐらいのイケメン。181センチの長身で
本業はモデルと俳優とバンド、日本酒党。王蛇を追う刑事役(だったかな?)で登場。
契約者が倒されるとモンスターに食われてしまう、という子供には酷い設定を突きつけた本人。
実は影で悪さをしていて、他人罪をなすり腐敗した権力の象徴として描かれる。
それが倒されるという勧善懲悪ですが、実社会はこんなもんだ。大人ってこんなもんだ。
というイメージを愚直に示した素直な性格。シザースは残っていればかなりの強敵です。
自分の分をわきまえれば、もっと高みを望めたはずが、野心ゆえに身を滅ぼす。
こんな例、いっくらでもあるから笑うに笑えず、かといって肯定も出来ず。等身大の大人です。


6人目「ライア・エイと契約・赤紫」

これもイケメンです。イケメン集めすぎ!と批判を受けたのもココあたりです。
だってウルトラマンガイアだし。海之と書いてミユキという名前、占い師という設定。
「オレの占いは当たる」という決めセリフ。完全にターゲットは子供ではないです。
ライアのデザインは秀逸で、ライダーではない!という批判も落ち着きだします。
ライアは、ライダー同士の闘いを止めるという点で龍騎と合致しますが、ソレが矛盾の始まり。
高尚な理想は多くの共感を集めますが、庶民には実践は困難。結局、自分の中で葛藤が始まり、
「ええい!ままよ!」と理想を外れてしまったら外道です。
純粋に戦いを楽しむ王蛇の前に倒れてしまう。ライアが弱いのではなく王蛇が強すぎただけです。
吟遊詩人が結局、旅をするしかなかったのも、同じ場所では生きていけないからです。
ライアはおそらく吟遊詩人・竪琴を示すライアでしょう。
清水に魚棲まず。悲しいけどコレ戦争なのよね・・。


7人目以降はまた次回と自戒。
ウツ人に不規則は良くない。

オタになるからあまり書きたくないけどね・・希望があれば・・(苦笑)。
なんでこのジャンルでこんな記事?
13日だから13人・・・ボクはその程度です。