マイケルジャクソンとヒダ君
ヒダ君は普通の子だった。
いじめられる頻度は少なくて目立たない子であった。
目立たないからいじめても目立たないのである。
だからヒダ君がいじめられている事に全然気付かなかったのである。
家にヒダ君から電話が来て、何となく家に行った。
話を聞くが、何でいじめられるのか理由がない。
その理由がないとこが、おっかないなぁと思った。
アドバイスを求められたが何もなかった。
ボクもいじめられてはいたが悩んでもいなかったからである。
だから乱暴な助言をしたのである。
ヒダ君はムーンウォークを引っさげて戻ってきた。
当時は誰も出来なかったのである。
ダンス教室にも行っていたそうである。
ヒダ君はいじめられなくなった。
ただ、何かイベントがあるごとにムーンウォークをさせられているヒダ君がいた。
ふっと思い出したことである。