ウツで辞職に追い込めるか

会社に変化が出てきた。

『来て帰るだけなら好きにしろ』

と言われて一ヶ月以上たった。

人事とか健康管理担当者は強気の姿勢である。

ボクは相変わらず、行って帰ってきている。

ケンカをする気の方々とケンカをしても負けるのである。

そこでずいぶん前から「本社」の方に根回ししておいた。

根回しといっても
「就労意志ある者を辞職に追い込んだらどうなるか」という判例なんかを知らせただけである。
自分で考えても辛いので、向こうに下駄を投げて、期待しないでいたのである。

情報というのは、少ないとそれだけ疑心暗鬼になって組織を喰うものである。

人事が慌てて「復帰に向けた書類の体裁」みたいなのを作ってきたのでサインした。

上司がボクについて評価する書類も、なぜか健康管理担当者が作っている。

『来て帰るだけなら好きにしろ』

という結果、上司は面白くないながらも周りに合わせざるを得なくなったらしい。

正攻法ではないどころか卑怯なのである。

が、何となくいづらいから・・という自然消滅は会社の思うつぼなのである。

体調が悪くても、休職しても、「復帰させる方法を考える」という建前は存在する。

空文規程であることが多いが、使ったことがないからなんとなく・・
という理由は理由にはならないはずである。

『何となく違うのでお付き合いできません』

というのは、交際だから通じる無茶苦茶な論理である。

何が違うんですか？
ボクはまだできます！
いや、未来のことは判りませんが。
積極的に何か会社に不利益を与えていない以上、退職に追い込むには理由が不十分である。

先日、栄転した現社長（クラス）から連絡があったらしい。

『あいつ、そのまま放っておいてないか？』

慌てて動き出したのはこんなとこに理由もあるだろう。

辞職を仕掛けたつもりが、わが身にも降りかかるとは世の中判らんね？

全く何が奏効するか判らんね。

さて、ボクに出来る範囲で徐々に足元を固めますか。