MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

華(花)のある暮らし

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我が家の隠れキャラ「亀のカメヤマ」の水槽の上に鉢植えがある。

シクラメンポインセチアである。
たまには花ぐらい置こうというコトで、クリスマスの安売りを狙って買った。

食品屋で買った・・・


シクラメンはあっという間に花が散り(受験生ゴメン)、布施氏も歌えない代物になった。
ポインセチアは・・もう「金魚のお墓です!」みたいな状況だ。


独身時代は花を買っていた。
観葉植物とかサボテン、切花も好きだった。 名前なんかどうでも良かったが。

帰ってきて「花に話しかける」・・。
あまりに寂しい光景だが、ソレが日課であったから気分も良かった。

枯れそうなときや、しおれそうなときは自分に投影して「ガンバ!」と熱心に世話をした。

花が枯れるから・・帰省を渋ったこともあった。
同じく「植物好きの母親」もさすがに放っておいでという助言はしなかった。

独身時代に住んでいた札幌中心という大都市にバスで行く。
花屋と見るとぷらっと行って・・


「きれいで安いのあるかな?」



なんていうなれなれしい軽口を叩いていた。

『何だい?デートかい?』と聞かれ

「いいえ・・自分が・・好きなだけです」と消沈気味で応えていた。

男の花屋はとても多いのに、花が好きな大人が余り周囲に居ない。


持ち家の人は「オシャレに」という理由で背の高い観葉植物などがあるらしい。

さらに玄関には7人の小人のトールペイントとか、ロココ調の花台もあるらしい。


メルヘンなラブホか!?



そして必ず玄関に「WELCOME」なんて書いてあって、客引きに熱心なラブホである。


ボクは結婚してすっかり花を育てなくなった。
花より妻を愛していたからである。


ごめんなさい、ボクは今、小さいウソをつきました



妻も花をもらうのは好きだが、育てるのはてんで興味がないらしい。
妻は、もらっても買っても「そのまんま」である。
妻に花を買うなら、団子とかせんべいを買ったほうが喜ばれる。


ごめんなさい、ボクは今、リアル過ぎることを言いました




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台所に「素敵な花瓶」に入ったカーネーションがある。
バラと間違えて妻の誕生日に買った。
なぜ間違えたかというと、娘が『コレはバラ!』と言ったからだ。
その位ボクは花の知識がなく、娘は博学幼女なのでその権威に負けた。


花瓶はアンティークのビーカーだぜぇ!!

が、後ろにはきっちりと生ゴミがあり、壊れた「炊飯器の釜」がある。
雑然した調理器具が統一感なく散らかっている。

コレではこのカーネーション咲かないなぁ・・。


トイレにも「小さなビン」に入ったカーネーションの枝分けの切花がある。
こちらは、ボクがオシッコするたびに話しかけるので機嫌が良いらしく咲いてきた。

オシャレと花さえあれば、心が豊かになるもんだ!


今は花より金が欲しいです!




「華」など我が家には相応しくないし、そういう人間も住んでいない。

妻は「華道」ができるらしい。 大昔に聞いた。

きっと「4月1日」に聞いたんだろうと思う。