オックスフォード公開授業
今、テレビで観終わった。
滅多に見ないがテレビに見入ってしまった。
「いくら払えばどのくらいの損害を受忍できるか」
という功利主義の講義の一部らしい。
最大多数の最大幸福・・・ベンサム
太ったブタより痩せたソクラテスになれ・・・JSミル
とても初歩な入り方から、テロ行為の数値化、受忍?まで見事な論法であった。
つまりは「全員が同じ質の幸福」になるという前提自体が不可能であり、
1億もらえば、何でもやる・・というヒトがいるが、それは可変である。
「殺人は嫌だ」「死ぬのは嫌だ」といった「一定の制限」がカセとなり、最大多数(カネ)よりも
最大幸福(モノ)の方にも「質」という意味で一定の振れ幅が生じる。
JSミルは「金をもらっても、絶対に自分は曲げない!」となり、だから理想主義とも呼ばれる。
アレもコレも・・カネも理想も・・となるのが人間の欲望であるが、無理なのである。
「あれかこれか」・・ゼーレン=キルケゴール
キルケゴールなら抱かれてもいいと思う。
彼の少年時代は「神のごとき美しさ」であったと一致した著述が多い。
残念ながら、彼は「討論中に狂い死に」しているらしい。
理由は神を信じたからである。
世の中の矛盾を説得するのに「神」は都合が良いが、
「連れて来い!」となると困るのが神である。
今日、エホ○が来た。
狂って死ぬほどには信じてはいないであろうから、心配は無用であろう。